平成最後の野球観戦をどこにするか検討した結果、これまで未訪問だった袖ヶ浦市営球場に行くことに。袖ケ浦バスターミナルから歩いて10分ほどの場所にあり、アクアラインが空いていれば横浜駅から1時間足らずで行ける、まさに「神奈川に最も近い千葉の球場」です。
 

到着して間もなく、第2試合の君津vs県立船橋が開始。初回はともに三者凡退も、2回表に君津は県船先発の左腕岸本を攻め、無死1・2塁から石川のライトオーバー3ベースと高橋の犠飛で3点を先制。その裏県船も君津の守備の乱れに乗じて2点を返しますが、直後に君津は大村・石川・高橋・平野と怒涛のタイムリー攻勢で4点を加え突き放します。
君津先発の富永幸は球速こそあまり出ずも県船打線のタイミングを上手く外してフライを量産、3~6回を無失点。先発の役目を果たして7回からセカンドに回ると、入れ替わりで登板した2番手の今山も3イニングを無失点に抑えて逃げ切り。君津が夏のシードを獲得しました。


続いての第3試合、木更津総合vs市立柏の先発は篠木と小野寺。木総は初回齋藤のタイムリーと山中の犠飛で2点を先制も、その裏市柏は浦邉の犠飛で1点を返すと、2回の1死2・3塁こそスクイズ失敗で潰したものの、3回に2死1・2塁から五十嵐尉のライト線タイムリー3ベースで逆転に成功します。
援護を受けた左腕小野寺は4・5回を3人ずつで抑え、試合は市柏のペース。このままノーシード爆弾の誕生…と思われた矢先、6回木総は先頭がストレートの四球で出ると、続く岩井の打球は外野の芝生席を越え、駐車場まで届く特大の逆転弾!市柏は8回から五十嵐瑠→吉田→中村→五十嵐尉と必死のマシンガン継投を繰り出すも、木総は野選と篠木の犠飛で追加点を挙げて突き放すと、篠木も4回以降はゼロに抑えて完投。木更津総合が底力を見せつけたものの、市立柏も夏の躍進を期待させる好ゲームでした。

センバツ不出場校同士の対戦となった春季県大会の決勝戦。ともに前日の勝利で関東大会出場が確定した状況で、桐光学園は背番号10の谷村、東海大相模は背番号25の諸隈を先発に立ててきました。
先手を取ったのは桐光。初回3本のヒットで1死満塁とすると、唐橋がレフトに高々と犠飛を打ち上げ先制します。さらに鵜沢四球で再度満塁と攻め立てるも、ここは諸隈踏ん張り1点止まり。すると諸隈は2回以降立ち直り、打線も3回鵜沼がレフトに打った瞬間の同点ソロで応えます。
追いついた相模は直後、2番手に背番号1の紫藤を投入。桐光打線を封じ込めると、5回には先頭打者として自ら左中間を破る2ベースで出塁。続く鵜沼のレフト線タイムリーで生還して勝ち越すと、さらに2死満塁から高嶋がライト線に走者一掃のタイムリー2ベース!一挙に4点を勝ち越します。
谷村は5回で降板、以後は冨田→安達と繋いで相模に傾いた流れを止めにかかるも、相模は8回、途中からセカンドの守備に入っていた松本が左中間に特大のソロを放ちダメ押し。紫藤は6イニング目に入った9回先頭の仲亀に被弾、さらに連続四球でピンチを招くも連続三振であと1人まで漕ぎ着けたところで、相模お馴染み9回2死からの交代で佐竹にスイッチ。佐竹は安達を右飛に打ち取り試合終了、東海大相模が平成最後の県大会王者に輝きました。

この日は洋服の青山デーということで、試合前の賞品贈呈では代表取締役社長が自らお出まし。ならば始球式は御曹司…ではなくCMでお馴染みの三浦友和氏でした。
 

ヤクルトが小川、広島が床田の先発で始まった試合は双方あと一本が出ず5回まで0-0。6回表も2死となりますが、菊池のライナーに太田ジャンプもグラブからこぼれ内野安打となると、続く長野がライトオーバーのタイムリーを放ち広島が先制します。
その裏ヤクルトは2死から山田が痛烈な打球も、フェンスに当たり2ベース止まり。バレンティンが敬遠され雄平三振でチャンスを逃すと、9回に登板したマクガフが會澤にタイムリーを許し点差は2点に。その裏中崎に対し2死から1・2塁と粘りを見せるも、最後は代打荒木が三振に倒れ試合終了。広島は怒涛の8連勝で借金完済を果たしました。

まずは第1試合のH-K、三浦と高橋佑の先発で始まった試合は初回法政が慶應の守備の乱れに乗じてチャンスを作り、伊藤のレフト前であっさり先制。4回までに6安打を浴びせると、三浦も4回まで慶應打線をノーヒットに抑え、試合の主導権を握ります。
しかし高橋佑の前にあと一本が出ず追加点を逃し続けているうちに、慶應は5回嶋田が初ヒットを放つと、6回は先頭の柳町がライト前で出塁。盗塁を企てるも渡部遼のスイングが守備妨害を取られチャンスが遠のいたかと思いきや、2死2塁から郡司がレフト前に同点タイムリー。さらに7回には柳町が勝ち越しタイムリーと、疲れの見えた三浦を捕らえて勝ち越しに成功します。代わった朝山からも小原の3ランでダメ押しすると、最後は高橋亮が安本に被弾も最速152km/hで捻じ伏せ逃げ切り。終盤の逆転劇で慶應が先勝しました。


続いて第2試合のW-M、先発は早川と森下。先手を取ったのは早稲田、初回金子が内野安打で出ると、福岡のフェン直タイムリーであっさり先制。5回にも無死1・2塁と森下を攻略する絶好のチャンスを迎えますが、早川がバントを決めきれず二走小藤が飛び出し挟殺。早川はなおもバント続行もスリーバント失敗、山田の盗塁も刺され三振ゲッツーとなり潰してしまいます。
すると6回、明治はそれまで1安打に抑えられていた早川から清水頌添田の連打でチャンスを作ると、2死から北本がセンター前にしぶとく落とすタイムリーで追いつき、喜多もライト線に2点タイムリーで続き逆転。7回にも2死から丸山2点タイムリー、さらに振り逃げでチャンスが続いての喜多2点タイムリーで4点を挙げ突き放します。
森下は8回1失点と先発の役目を果たして降板、代わった入江が加藤に2ランを被弾も石毛→磯村のマシンガン継投で逃げ切り。第1試合と同じく終盤の逆転劇で明治が先勝しました。

投壊が止まらない状況で先発は小宗。社会人対抗戦も含めて今季神宮ではまだ投げておらず、まさにぶっつけ本番のリーグ戦初先発でしたが、初回2死1・2塁のピンチも落ち着いて福岡を挟殺して無失点スタート。2回の2死2塁も山田にショートゴロを打たせチェンジ…かと思いきや笠原の送球が一瞬もたつきセーフ、その間に檜村に還られ先制を許すと、3回には2死走者無しから福岡2ベース、続く加藤に被弾…。それでも3回3失点と、初先発として決して悪くない結果を残して降板します。
4回からの2番手は坂口。連日のロングリリーフとなりましたが上手い具合にフライを打たせ、6回の無死3塁も後続を右飛遊直中飛に打ち取り無失点!3点差のまま終盤に突入、3番手の平山も2アウトを取るも、そこから走者を溜めて福岡に3ランを被弾…。さらに代わった柳川も加藤に被弾し、またも2死からの大量失点で点差を広げられてしまいます。
早稲田先発西垣の前に6回まで大音の2ベース1本に抑えられていた打線は7回先頭の笠原が死球で出塁すると、ここまで不振が続いていた辻居が左中間に特大の2ラン!外野が早々に追うのを諦める会心の一発で反撃も、その後が続かず、最後は徳山の速球の前に三者凡退で試合終了。平成最後の試合を勝利で飾ることは出来ませんでした。

早大 - 東大 2回戦
W 012 000 410 8
T 000 000 200 2
W ○西垣-上條-徳山
T ●小宗-坂口-平山-柳川-田中啓-奥野-小林大

50安打への道

大音(2年) 本日 1安打 → 通算 3安打
辻居(4年) 本日 1安打 (1HR) → 通算 36安打 (3HR)

100奪三振への道

小宗(2年) 本日 1奪三振 → 通算 1奪三振 (NEW!)
奥野(2年) 本日 1奪三振 → 通算 6奪三振
小林大(4年) 本日 2奪三振 → 通算 58奪三振

無事起床に成功してフレッシュリーグからの観戦。佐藤松岡と1年生が早速スタメンに名を連ねる一方、先発は4年生の小林瑶。リーグ戦デビュー後にフレッシュリーグデビューという珍しい起用でしたが、初回守備の乱れもあり1点を失うと、3回には立て続けに痛打を浴び、回の途中で降板。投手登録が2人という状況で早々と横山を出さざるを得ない厳しい展開となりますが、134km/hを計測して綱渡りながらも抑え、ダブルヘッダーの試合では初めて7回に突入します。
反撃に転じたい打線でしたが辻村の2ベース1本に抑えられ、四球で得た走者も還すことができず7回まで無得点。その裏は外野手登録の古川が登板も、押し出しで1点を失い、なお無死満塁というきつい展開。どうにか外野フライを3つ打たせてチェンジも、この最中に2時間が経過し打ち切りとなりました。


続いてのリーグ戦は先週打ち込まれた宮本がベンチを外れ、代わりに大久保小宗田中啓を入れて投手8人体制。第1戦の先発に復帰した小林大は初回すんなり2アウトを取るも、そこから福岡加藤を出し、檜村に先制タイムリー。2回には小藤山田の連打から早川に送られ1死2・3塁のピンチを招き、内野は通常シフトも瀧澤に右中間を破られるタイムリー3ベース、今度は前進守備も金子の打球は左中間スタンドに消える2ラン…。早大打線の勢いの前に守備位置は意味を成さず、小林大は回の途中でKOとなります。
この厳しい状況に、今まではワンポイント起用だった2番手坂口も長い回を投げざるを得ない状況に。それでも上手くフライを打たせ、追加点を許しながらも6回まで投げて自らの役目を果たし、7回からは奥野。法政戦では140km/hを計測した球速もこの日は今ひとつ伸びず、左右に2ベースを打ち分けられ3点を失う厳しいピッチング。8回にもピンチを背負うも、どうにか蛭間を三振に打ち取って上級生の意地を見せました。
早稲田先発早川の前に6回まで無得点の打線は7回先頭の岡がヒットで出ると、2死から山下朋がレフト線にタイムリー2ベース!今季チーム初長打で1点を返し、8回には田中星から森末笠原の連打で無死1・3塁も、笠原の盗塁が刺され無得点…。9回は柴田から梅山石元が連打も、最後は青山が空振り三振に倒れ試合終了。小宮山監督の初陣を飾らせてしまいました。

東大 - 早大 1回戦
T 000 000 100 1
W 151 012 30X 13
T ●小林大-坂口-奥野
W ○早川-田中星-柴田

50安打への道

笠原(3年) 本日 1安打 → 通算 12安打
岡(3年) 本日 1安打 → 通算 20安打
土井(3年) 本日 1安打 → 通算 6安打
梅山(3年) 本日 1安打 → 通算 9安打
山下朋(4年) 本日 2安打 → 通算 11安打
石元(3年) 本日 1安打 → 通算 2安打
森末(2年) 本日 1安打 → 通算 1安打 (NEW!)

100奪三振への道

坂口(4年) 本日 1奪三振 → 通算 2奪三振
奥野(2年) 本日 1奪三振 → 通算 5奪三振



続く第2試合のM-R、森下と田中誠の先発で始まった試合は0-0で迎えた4回に立教が江藤のタイムリーで先制すると、5回には田中誠のヒットから満塁と攻め立て暴投で追加点、6回には小野大のタイムリーから田中誠もヒットで続き、佐藤聡のリーグ戦初ヒットとなるタイムリーを呼び込んで着実にリードを広げます。
自らのヒットが援護に繋がった田中誠は7回森下に意地のヒットを許すも、後続を1-6-3に打ち取って乗り切ると、9回も続投して無死1・2塁のピンチを凌ぎ8安打完封勝利。立教が今季初勝利を挙げました。

先発は小林大と高田孝。前日2安打に抑えられた打線でしたがこの日は初回先頭の梅山がライト前で出ると、笠原送って辻居がセンター前に先制タイムリー!2回にも大音のリーグ戦初ヒットから無死1・2塁と攻め立てますが、小林大がバントを決められず大音飛び出し挟殺…。高田孝を打ち崩す絶好のチャンスを逃すと、初回・2回と無失点に抑えていた小林大が3回、先頭の高田孝を歩かせ宇草に逆転2ランを被弾…。さらに伊藤にも被弾、4回には2死走者無しから走者を溜めて宇草にタイムリーを許し降板。代わった坂口も福田に3ランを被弾、5回には宮本が2死満塁から宇草福田の連続タイムリーに伊藤の2本目のホームランで6失点と、2死からの大量失点で一方的な展開となってしまいます。
それでも今季初登板の奥野が140km/hを出して法政打線の勢いを食い止めると、打線は6回岡武隈の連打でチャンスを作り、2死から井上慶奥野が連続レフト前タイムリー!2点を返し、さらに青山が一二塁間に鋭い打球を放つも、打球が速すぎて奥野に当たってしまいチェンジ…。それでもこの回5安打を集中させ、2桁安打に達します。
その後も法政打線の猛打の前に点差を広げられるも、打線は気持ちを切らさずに奮起。8回にはフライ落球に乗じて出した走者を安田のリーグ戦初ヒットとなるライト前タイムリーで還し、9回には武隈のゲームセットかと思われた遊ゴロが悪送球を誘って出塁すると、大音のヒットに悪送球も重なって生還。法政17安打に対して13安打とよく打ち合うも、長打力と四死球の差は如何ともし難く、大差がついて勝ち点を落としました。

法大 - 東大 2回戦
H 003 460 131 18
T 100 002 011 5
H 高田-○内沢-柏野-朝山
T ●小林大-坂口-宮本-奥野-平山-柳川

50安打への道

梅山(3年) 本日 2安打 → 通算 8安打
笠原(3年) 本日 1安打 → 通算 11安打
辻居(4年) 本日 1安打 → 通算 35安打
岡(3年) 本日 1安打 → 通算 19安打
武隈(3年) 本日 1安打 → 通算 3安打
大音(2年) 本日 2安打 → 通算 2安打 (NEW!)
井上慶(2年) 本日 1安打 → 通算 3安打
奥野(2年) 本日 1安打 → 通算 1安打 (NEW!)
安田(2年) 本日 1安打 → 通算 1安打 (NEW!)
早川(3年) 本日 1安打 → 通算 1安打 (NEW!)
青山(4年) 本日 1安打 → 通算 5安打

100奪三振への道

小林大(4年) 本日 1奪三振 → 通算 56奪三振
宮本(4年) 本日 1奪三振 → 通算 24奪三振
奥野(2年) 本日 3奪三振 → 通算 4奪三振
柳川(2年) 本日 1奪三振 → 通算 1奪三振 (NEW!)