この時期の風物詩となっていたBBBが未発表のためいまいち年末という気がしませんが、ともかく今年も今日で最後。今年は1月の とれいゆつばさ から乗り潰しを再開し、夏には3年ぶりの 六大学オールスター に合わせてJR四国の現存路線を完乗。相変わらず選手権・神宮大会が応援無しだったことを除けば、一段と平常への回復を感じた1年でした。
さて宮台が野球に区切りをつけた一方で、松岡泰・宮﨑・井澤・守屋が新たなステージでの野球継続を発表。チームとしてもおいどんカップへの電撃参戦と、体がいくつあっても足りなさそうで嬉しい悲鳴を上げているところですが、何はともあれ体が資本、健康に気を付けて来年も無事に乗り切りたいですね!

歴代勝利・ホームラン一覧2022

昨年 ホームラン時代は一区切りと書いておきながら、早速春の開幕戦、井澤の衝撃的な一発で第2次ホームラン時代の幕開け。この勢いに乗って阿久津が3発、中井・浦田も続いて計6発の大花火大会が開催されました。特筆すべきは井澤は勝ち越し弾、阿久津・浦田は同点弾、中井は先頭打者弾と皆が貴重な場面で放ったことでしょう。そして井澤は秋に念願の先発勝利。松家以来となる右腕での複数勝利を挙げました。

入学 勝利投手 ホームラン
1925年以前 東(16) 内田(2) 東(5) 清水(2) 矢田(1)
1926年 野本(2) 野本(1)
1927年 遠藤(3) なし
1928年 なし なし
1929年 木越(2) 古舘(1) 広岡(1)
1930年 高橋(7) 笠間(1) なし
1931年 なし なし
1932年 梶原(5) 梶原(1)
1933年 篠原(3) なし
1934年 なし なし
1935年 久保田(6) 津田(1)
1936年 なし 野村(2)
1937年 由谷(5) なし
1938年 なし なし
1939年 佐藤(3) なし
1940年 岡本(1) なし
1941年 なし 樋口(1)
1942〜46年 山崎諭(12) 岩佐(6) 山崎喜(1) 澤田(1) 木暮(1)
1947年 なし 加賀山(4) 伊藤(3) 佐藤(1)
1948年 島村(7) 後藤(2) なし
1949年 由良(2) 岡部(1)
1950年 蒲池(6) なし
1951年 三笠(3) なし
1952年 なし なし
1953年 なし なし
1954年 吉田(7) なし
1955年 なし 矢部(1)
1956年 なし 渡辺克(1)
1957年 岡村(17) 樋爪(1) 片桐(1)
1958年 なし なし
1959年 なし なし
1960年 なし 安部(1)
1961年 新治(8) なし
1962年 なし なし
1963年 井手(4) なし
1964年 柳町(2) なし
1965年 橘谷(3) 小笠原(1)
1966年 石渡(1) 早川(1) 渡辺(1) 小林(1)
1967年 門松(4) 橋本(2)
1968年 岩城(1) なし
1969年 入試中止 入試中止
1970年 早川(3) 喜多村(1) 相川(1)
1971年 御手洗(4) 山本(3) 河野(2)
1972年 なし 平尾(4) 渋沢(2) 遠藤(1) 春日井(1)
1973年 大浦(1) なし
1974年 西山(8) 中澤(3) なし
1975年 なし 野村(1)
1976年 なし 大石(1) 福山(1)
1977年 なし 榊田(1)
1978年 大山(10) 国友(2) 水原(1) 下嶋(6) 中野(2) 大久保(1) 国友(1) 石井(1)
1979年 なし 中村(1) 小田口(1)
1980年 大小田(3) なし
1981年 大越(8) 朝木(4) 八重樫(3) 大越(1) 立迫(1)
1982年 市川(7) 中村(1) 草刈(6) 桜井(2)
1983年 なし 浜田(5)
1984 大澤(1) 石竹(2) 岩本(2) 笠間(1)
1985年 なし なし
1986年 なし 石井(1) 斎藤(1)
1987年 なし 青野(2) 小林実(1)
1988年 なし 吉江(1)
1989年 今西(1) 礒根(2)
1990年 松本(2) 肥田(2) 古川(1)
1991年 尾崎(3) 黒川(2) 濤岡(4) 北村(3) 石田(2) 片山(1)
1992年 高橋(7) 佐治(1) 沢田(3) 間宮(2)
1993年 なし 小原(3) 大山(1)
1994年 岡(1) 林(1) 丸山(3) 村田(2) 濱田(1) 佐藤(1)
1995年 氏家(3) なし
1996年 遠藤(8) 須貝(2) 伊藤(1) 仲戸川(1)
1997年 井上(1) 酒井(1) 武藤(1)
1998年 児矢野(1) 児玉(5) 山口(1)
1999年 浅岡(2) なし
2000年 なし 河原(1)
2001年 松家(3) 木曽(3) 杉岡(2)
2002年 木村(2) 松岡(1) 北野(1)
2003年 升岡(1) 升岡(1) 富田(1)
2004年 楠井(1) 重信(1) なし
2005年 なし 大坪(1)
2006年 鈴木(2) 高橋(1) 鈴木(1)
2007年 なし 鬼原(1)
2008年 なし 岩崎(1) 田中(1)
2009年 なし 舘(1)
2010年 鈴木(1) なし
2011年 なし 有井(2)
2012年 なし 白砂(1)
2013年 なし 山本克(2) 喜入(1)
2014年 宮台(6) 柴田(1) 田口(4) 楠田(4) 山田(3)
2015年 有坂(1) 竹中(1) 宇佐美(1) 三鍋(1)
2016年 宮本(1) 新堀(3) 辻居(3) 宮本(1)
2017年 なし 岡(3) 石元(3) 笠原(1) 梅山(1)
2018年 奥野(1) 大音(1)
2019年(現4年) 井澤(2) 阿久津(3) 井澤(1) 中井(1) 浦田(1)
2020年(現3年) 現時点でなし 現時点でなし
2021年(現2年) 現時点でなし 現時点でなし
2022年(現1年) 現時点でなし 現時点でなし

今年の勝利・ホームランはいずれも4年生だったため、来年は再び勝利投手・ホームラン経験者が不在の状況で開幕を迎えることに。とはいえ今年の戦いぶりからして記録が途切れる心配はしていませんが、それよりも誰がリーチのかかった通算200号の達成者として部の歴史に名を残すのか、その瞬間が今から待ち遠しいですね!

2022年まとめ(投手編)

100奪三振への道 2022年総集編

春は2分、秋は1勝1分と粘り強く計24試合を戦ったことで、春秋合わせて207イニングと6年ぶりに200を突破。敗れた試合もただでは終わらず、終盤まで僅差で喰らいついたことで、リーグ戦初となる2試合連続のサヨナラ負けという珍記録も生まれました。

井澤 (4年) 今年 43(=22+21)奪三振 → 通算 99奪三振
松岡由 (3年) 今年 17(=3+14)奪三振 → 通算 26奪三振
鈴木健 (3年) 今年 13(=7+6)奪三振 → 通算 21奪三振
西山 (4年) 今年 8(=5+3)奪三振 → 通算 44奪三振
綱嶋 (4年) 今年 6(=6+0)奪三振 → 通算 6奪三振
小高峯 (4年) 今年 3(=3+0)奪三振 → 通算 3奪三振
齊藤 (4年) 今年 2(=1+1)奪三振 → 通算 2奪三振
平田 (2年) 今年 2(=0+2)奪三振 → 通算 2奪三振
木戸 (4年) 今年 2(=0+2)奪三振 → 通算 2奪三振
古賀 (4年) 今年 1(=1+0)奪三振 → 通算 2奪三振
鈴木太 (2年) 今年 1(=0+1)奪三振 → 通算 1奪三振
岸野 (4年) 今年 1(=0+1)奪三振 → 通算 4奪三振

年間で規定回に達したのは昨年に続き井澤(80=35+45)のみ。今年の総イニングの4割弱を担った偉人の卒部は痛いものの、一方で綱嶋小高峯齊藤木戸金子と最上級生になってリーグ戦デビューを果たした投手で45イニングを賄っただけに、来年もまだ見ぬ投手の鮮烈デビューに期待したいですね!

2022年まとめ(打撃編)

50安打への道 2022年総集編

年間で規定打席に達したのは宮﨑・阿久津・別府・中井・梅林・松岡泰の6人で、宮﨑と阿久津が2割を達成。首位打者は.239(17/71)で宮﨑、盗塁7と合わせて二冠を獲得。コロナ禍に見舞われ、惜しくも入山の持つ開成記録の42安打には及ばずも、切り込み隊長として存在感を示しました。残りの二冠は3本塁打・11打点で阿久津。昨年に予想していたのとは逆の形でタイトルを分け合うことになりましたがw、まさにこの2人が打線を引っ張った1年でした。

宮﨑 (4年) 今年 17(=10+7)安打 → 通算 38安打
阿久津 (4年) 今年 16(=8+8)安打 → 通算 24安打 (3HR)
別府 (3年) 今年 15(=6+9)安打 → 通算 18安打
中井 (4年) 今年 14(=5+9)安打 → 通算 28安打 (1HR)
梅林 (3年) 今年 12(=6+6)安打 → 通算 12安打
浦田 (4年) 今年 10(=7+3)安打 → 通算 10安打 (1HR)
林遼 (4年) 今年 10(=1+9)安打 → 通算 11安打
松岡泰 (4年) 今年 9(=4+5)安打 → 通算 26安打
大井 (3年) 今年 5(=4+1)安打 → 通算 5安打
赤井 (4年) 今年 5(=4+1)安打 → 通算 5安打
井澤 (4年) 今年 3(=1+2)安打 → 通算 5安打 (1HR)
藤田 (2年) 今年 2(=0+2)安打 → 通算 2安打
守屋 (4年) 今年 1(=1+0)安打 → 通算 1安打
和田 (3年) 今年 1(=0+1)安打 → 通算 1安打
近藤 (3年) 今年 1(=0+1)安打 → 通算 1安打

今年も例に漏れず多くのポジションが入れ替わる中で、特に影響が大きいのが松岡泰の抜けるキャッチャー。当然ながらリーグ戦でマスクを被ったメンバーが誰もいない状況から、来春の開幕スタメンマスクの座を勝ち取るのは誰になるか、今から楽しみですね!

明大6年ぶり7度目V 蓑尾海斗が先制打、村田賢一が国学院打線を散発5安打で完封

https://www.nikkansports.com/baseball/news/202211240000914.html
7年ぶりに六大学東都対決となった決勝戦。明治は初回1死満塁と絶好の先制機を逃すも、2回無死1・3塁のピンチをライナーゲッツーで凌ぐと、3回2死1・3塁から蓑尾がライト前に運び先制。先発の村田は神里に3安打を許すも前後をしっかり抑え、9回も続投。2アウトからファンブルで同点の走者を出すも、青木の一二塁間を破ろうかという当たりを村松が良く追いつき、カバーに入った村田に渡って試合終了!圧巻の無四球完封劇で、明治が歴代最多を更新する7回目の優勝を果たしました。
思えば前回明治が選手権で優勝を果たしたのが3年前。その時に1年生として優勝を体験した世代が、今回4年生としても優勝を遂げて有終の美を飾りました。主力が多く残るだけに来年以降黄金世代の到来を予感させますが、そうはさせじと各校リーグ戦を大いに盛り上げていきたいですね!

午後から神宮大会へ。第3試合の明治vs関西大は初回明治が1アウトから飯森が四球で出るとすかさず盗塁、宗山のヒットで2・3塁。続く上田はセカンド正面のゴロも飯森が好スタートを切り、タッチを掻い潜ってセーフ!さらに蓑尾の犠飛で2点を先制します。しかし2回以降は関大先発の鷲尾に立ち直られ三振の山を築くと、先発の村田が2回佐藤にタイムリーを許し1点差に。4・5回にもヒットを許して安打数で上回られ、じっと我慢の展開が続きます。
後半に入り雨が強くなる中、関大は7回先頭の有馬がヒットも続く高田4-6-3。8回にはここまで好投を続けてきた鷲尾に代打が出されついに降板。それでも得点には繋がらず、9回は辰己が登板も、蓑尾のヒットなどで2死1・3塁と攻め立て打席には明新。村田がそのままネクストに入っていた状況で関大は申告敬遠を選択も、村田はさすがのセンター返し。満塁となって辰己は降板、初戦先発の金丸に後を託すと、村松のフラッと上がったフライをショート高田が背走キャッチ!ダメ押し点を阻止して最終回の攻撃に賭けるも、村田の前に3人で抑えられ試合終了。初回の2点を守り切った明治が準決勝に進みました。

続く第4試合、環太平洋大vs大阪商業大は序盤から双方塁上を賑わせるも、IPU徳山・大商大上田の両先発が要所を凌ぐ展開。ようやく4回表にIPUが1死1・3塁から橋本タイムリーと吉田犠飛で2点を先制も、その裏大商大も負けじと1死1・3塁から佐藤が3塁線に沿って転がる絶妙なスクイズを決めて1点差に。この後も激しく競り合う展開が予想されるも生憎の所用で神宮を離脱しましたが、果たして10回、延長タイブレークからサヨナラスクイズによる決着となったようでした。

昨年 に続きオータムフレッシュリーグを観てきました。今回の舞台は富士球場。こんな時でもなければ使う機会もない新富士で降り、バスを乗り継いで三ツ倉で下車。事前に確認したGoogleマップでは小道を少し歩けば球場に着くように見えていたのですが、実際にはそこそこハードな階段でした。
  

ともかく球場に到着。バックに富士山が聳える好立地に加え、今回はキッチンカーや大会グッズも用意されるなど至れり尽くせり。惜しむらくはスコアボードの選手名がパネル式で、この日は稼働していなかったことでしょうか。
  

到着して間もなく第1試合の慶應vs富士市立が終了し、第2試合のvs静岡産業大が開始。先発の山崎は初回簡単に2アウトを取るも、そこから四球ヒット四球で満塁。このピンチは何とか抑えたものの、2回に3四球で満塁とすると、夏目に初球をライト前に運ばれるタイムリー、さらに後藤の強いゴロをショート井之口が逸らし、この回3失点で降板。2番手は双木も、2イニング目の4回に無死満塁のピンチを招き、池田岡野の連続タイムリー、さらに2死から大上ライト線に走者一掃のタイムリー3ベースで5失点。3番手の森岡も5回に池田のタイムリー2ベースと暴投で2失点、6回には杉本にライトスタンドに運ばれ1失点。登板する投手が悉く失点を許す苦しい展開になります。
一方の打線は2回臼井がセンター前も直後に牽制死、続く府川がライト前も盗塁死。5回には臼井が2本目のヒットとなる内野安打で出るも江口が1-6-3。ようやく6回、見坂のレフト前と四球で得点圏に走者を進めるも大原が5-5-3。7回は4番手の吉田晃が2四球も無失点に抑え、その裏先頭の代打岡田がレフト前で出るも最後は臼井が4-6-3に倒れ、この回で打ち切り。単打はそこそこ出るも得点に結びつかず、完封負けを喫しました。


続いて第3試合のvs静岡大。先の試合からガラッと入れ替わった打線は初回2死満塁のチャンスを作ると、山口の鋭いライト前タイムリーで2点を先制。先発の平田は初回を3連続二ゴロと上々の立ち上がり、2回には杉浦の見事な盗塁刺。3回には宇野にタイムリー3ベースを浴びなお1死3塁も後続を二ゴロ中飛で切り抜けると、その裏西前内田の連打で1・3塁から暴投、さらに鈴木太がバックスクリーンに飛び込むホームラン!取られた直後に取り返すと、5回には暴投でさらに1点を追加。試合の主導権を握ります。
平田は5回の1死満塁も遊飛と三振で乗り切ると、6回を三者凡退に抑えたところで降板。6回1失点と、フレッシュ慶應戦の好投が実力であることを存分に示す好投でした。7回からは中村が登板、2イニング目の8回に矢澤にタイムリーを許しなお1死1・2塁も後続を中飛三振で消火。ナイター設備が無いため日没との戦いでしたが無事9回に入り、3番手は長谷川大。先頭の山下をセンター前で出すも続く永島を捕飛、そして代打井上を4-6-3に打ち取り試合終了!今年の選手権にも出場した強豪を下し、3度目の参加にして大会初勝利を挙げました。