北海道・東北旅行1日目

1週間休暇が取れたので、旅行に行こうと思い立ったのは休暇の前の週のことでした。前後の土日に用事が入ったため日程は月〜金曜日の5日間、そして北海道&東日本パスが使えるのは3月に入る2日目から。この制約の下で適当に旅程を組み立て、出発の前日夜に旅館を予約。当日朝に荷物をまとめ、毎度ながら慌ただしく旅行が始まりました。
まずは始点となる浅草へ。まだ2月のため北海道&東日本パスは使用不可、そこで私鉄を利用して北上していくことに。浅草発会津田島行きというロマン溢れる電車に乗り一路北へ。新越谷の街並みを懐かしく眺めつつ、東京から埼玉、そして栃木へと進んでいきます。
  
「藤岡」「(新)鹿沼」という駅名から東洋の投手陣を連想しつつ(路線内には「板倉東洋大前駅」もあります)、北鹿沼を過ぎたあたりで雨は雪に変わり山も冠雪。ちょうど空腹を覚えてきたところで列車は下今市に到着、タイミング良く弁当の販売が来たので「日光山菜おこわと地鶏の弁当」を購入。鶏の味付けがしっかりしていて大満足の味でした。
  
幸せな気分になったところで電車は新藤原に到着。ここからはのいわ野岩鉄道の路線、もはやここまで来ると完全な雪国です。この区間で一気に標高が300m上がり、会津高原尾瀬口駅に到着。
  
ここからは会津鉄道の路線に入り、程なく終点の会津田島に到着。浅草から4時間余り、実に200km弱の直通列車。浅草から北千住に移動したいだけなのに寝落ちしてしまい、気づいたら一面の雪化粧…なんてことが実際に起こりうるわけで、怖い話ですね。
  
乗る電車を1本遅らせて、空いた1時間で駅周辺を散策。平日の昼間、しかも吹雪とあって閑散とした雰囲気でしたが、折良く開いている本屋が見つかりました。会津に因んだ本がないかな?と見回してみたところ、手頃なものが目に入ったので購入。

会津・リゾート列車殺人号 (光文社文庫)

会津・リゾート列車殺人号 (光文社文庫)

駅の売店でお土産を購入し、再び列車に乗り込んで更に北上。今回はAIZUマウントエクスプレスです。
 
只見線との分岐点となる西若松で下車し、只見線の下り列車に乗車。この頃には雪も止み、夕焼けが背後の山に映えて大変綺麗でした。しかし本来は小出行きのこの列車、積雪のため会津川口で折り返し…。まあ、それを見越して旅程を組んでいるわけで、途中の会津坂下リングベイで下車。
 
ちょうど日が暮れた頃で、駅前には売店が1件ある程度。駅から徒歩10分ほどの場所に去年ブックオフが開店したとのことで、嘗て福島県ブックオフを一通り回ったことのある私としては非常に興味はあったのですが、時間の都合上断念して駅で待機。上り列車で引き返し、七日町で下車。

今回の旅の目的の1つが、会津若松ソースカツ丼でした。市役所付近の店に到着して早速注文。このソースカツ丼、米飯の上にキャベツ、更にその上にカツを乗せ、全体にソースがかかっているのが特徴です。軽快に箸が進み、後半は温泉卵でアクセントを付けて、あっと言う間の完食。ご馳走様でした!

満足したところで宿に向かうべく徒歩で会津若松駅へ。磐越西線で喜多方に到着、市役所近くの旅館に到着して就寝。次の日に続きます。