神宮では早慶戦も行われていましたが、折角の開港記念日ということでハマスタへ。西関東予選第1代表決定戦、先発は東芝が連投の藤田、三菱重工横浜は亀川。三菱重工横浜の試合を観るのは 社会人対抗戦 以来ですが、その時には出場していなかった渡部や五十嵐もスタメンに名を連ね、まさに準備万端の様子。
先手を取ったのは三菱重工横浜。3回に2死から前田がレフト前で出塁すると、坂上のフェンス直撃3ベースで還り1点を先制。投げては亀川が4回にショートの送球エラーなどで招いた1死満塁のピンチも乗り切り、中盤まで無失点。7回もあっさりと2人を打ち取り、このまま逃げ切りが視界に入り始めていました。しかしここで代打のブルーノがレフトスタンドにぶち込む貴重な同点弾!そのまま試合は延長に突入します。
三菱重工横浜は亀川が8回まで投げた後に鶴田に継投、一方の東芝は藤田から木戸を経て新垣にスイッチ。延長に入ってからは両チームとも決め手を欠いて淡々とイニングが進み、ついにプロでは絶対に見られない延長16回へ。この回の東芝の攻撃も簡単に2アウトを取られましたが、そこから工藤が四球、吉田のライト前ヒットで1・3塁とすると、ここで鶴田が投球を途中で止め腕を下ろしてしまうという痛恨のボーク…。思いもよらない形で均衡が破れ、その裏の三菱重工横浜の攻撃は新垣が3人で抑え試合終了。4時間20分に及ぶ激闘の末に西関東第1代表の座を射止めたのは東芝でした。

そしてウェアハウスカップに沸く川崎をスルーし、神宮に移動して東京都の第1代表決定戦へ。先発はNTT東日本が巨人を戦力外になり出戻ってきた上野、セガサミーが昨年の神宮大会亜細亜を破り愛知学院準優勝の立役者となった浦野。
社会人として神宮のマウンドに凱旋を果たした浦野でしたが、初回いきなり四球ヒットで1・2塁とされると、越前に被弾し、1アウトを取る前に3点のビハインド…。しかし上野もその裏にヒット四球死球で満塁とされると、照屋に走者一掃の同点タイムリーを浴び、この回限りで先に降板…。代わった井納も暴投で1点を失い、セガサミーが勝ち越します。
最初の3人以降は調子を取り戻し抑えていた浦野でしたが、5回に捕まってしまいます。先頭の上田をヒットで出すと、1死1・2塁から岩本に同点タイムリーを浴び、イニングの途中で降板。この回は木村宜が後続を断ったものの、続く6回に3ベース四球死球で1死満塁とされると、9番の梶岡はライトスタンドへのグランドスラム!一気に4点差がつき、さらに8回には目黒のタイムリーでダメ押し。投げては上野をリリーフした井納が6・0/3イニングを暴投の1失点のみの好ロングリリーフで、最後は末永に繋ぐ盤石のリレー。昨年準優勝のNTT東日本が東京都第1代表の座を勝ち取りました。