専修が先勝し昇格に王手をかけて迎えた入替戦第2戦、先発は東洋が阿部、専修が山田。東洋は2回、先頭岩井川の右中間2ベース、黒川のバントを送球を受けたファーストの足が離れセーフ(記録はサードの送球エラー)、無死1・3塁のチャンス。続く酒井がライトほぼ定位置の飛球を放ち、岩井川はスタート…と思いきや自重。直後、ライト荒木からもの凄い勢いの返球がダイレクトで返って来ました。なおもチャンス継続も、森の当たりが遊直ゲッツーとなり無得点。
両チームとも2回で先発を降ろし、東洋は佐藤翔、専修は池田にスイッチ。東洋は池田の立ち上がりを攻め、藤井四球と緒方ライト前で1死1・3塁のチャンス。ここで投球がミットを弾く暴投となり、東洋が1点を先制します。
佐藤翔が緩急をつけた投球で専修打線にヒットらしいヒットを許さない一方で、池田も4回以降は立ち直り、東洋1点リードのまま試合は8回表の専修の攻撃へ。先頭の渡邊の当たりはサードの守備範囲内に見えましたが横を抜けるヒット、荒木はスリーバント失敗も、矢幡がライト前で1死1・3塁と絶好のチャンス。ここで東洋は能間にスイッチも、市原が初球をレフトに運び犠飛となって同点!さらに矢幡が盗塁し再度のチャンスに、仁藤の当たりはセンターに抜け矢幡生還、専修勝ち越し!!
しかしその裏の東洋の攻撃も戸田・山口の連打で1死1・2塁のチャンスに、ここで専修は池田に代わり大野。大野は期待に応え後続を断ち、そして最終回も続投。杉本を一ゴロ、森の代打・林を三振、そして代打大槻も空振り三振に仕留めゲームセット!連勝で専修が1部昇格を決め、東洋は悪夢の2部落ちとなりました。
  
専修は07年春以来の1部復帰、一方東洋は98年秋以来の2部。藤岡鈴木らが抜けて発生した投打の穴を、投の軸は固定できず、打も緒方主将の負傷というアクシデントでそれぞれ埋められなかったという事情はありますが、それでも昨年日本一のチームが今年こうなってしまうとは…。正直東洋がゴルフ場で戦うイメージが全く湧かないので、1季も早くこの場に戻ってくることを期待しています。