先発はブラジルがリエンゾ、キューバヒメネス。ブラジルは奥田ペドロに代えてJR九州の田中マルシオ敬三をスタメンショートに起用してきました。ブラジルは昨夜の逆転負けからの連戦で大変かと思いきや、リエンゾが四球を出しながらも4回までキューバにヒットを許さず、打線も2度の連打でチャンスメイク。しかしムニスの盗塁死もあり先取点が奪えず、両者無得点のまま5回へ。
それまで好投を見せてきたリエンゾですが、この回先頭のフェルナンデスをストレートの四球で出すと、1死からアルエバルエナのライト前で1・3塁。ここでエレディアの打球はショートへのゴロ、6-4-3でピンチ脱出!…かと思いきや2塁はセーフ、その間にフェルナンデスが還り先制。昨日に続きノリスが火消しのマウンドに上るも、ベルのタイムリーでもう1点。6回にもアサクラ→金伏ウーゴ→コンドウの継投陣を攻めて3点を奪い突き放します。
厳しい展開になったブラジルも、その直後にキューバのミスから無死2・3塁のチャンス。ここでそれまで当たりの出ていなかったユウイチが待望のタイムリー内野安打!さらに佐藤のゲッツーの間にもう1点入り、この回2点を返します。そして7回、先頭のムニスがレフト線へのヒット性の当たり!2塁に到達し反撃の狼煙が上がったかと思いきや、1塁の空過をアピールされアウト…。反撃ムードも萎んでしまい、結局点数はそのまま、最後はムニスが空振り三振に倒れゲームセット。

この1週間の間にブラジルの試合を3試合観戦。いずれも勝利こそなりませんでしたが、日本を追い詰めキューバとも好試合を演じた力は予想以上でした。現時点での層の薄さは正直否めませんが、それも着実に改善されていくはず。4年後が本当に楽しみです。