朝から自転車を飛ばして等々力球場に到着。レフト方向に見えるのは等々力競技場、ライト方向に見えるのは大都会武蔵小杉が誇る摩天楼。しかし川崎球場無き今、収容人数3000人ほどのこの球場が市の代表というのは政令指定都市として寂しいことです。近い将来に行われる予定の改修が待ち遠しいですね。

第1試合は百合丘と上溝南の対決、先手を取ったのは上溝南。百合丘の先発左腕齋藤俊を攻め、初回四球で出た走者を送って2死から佐藤大の右中間へのタイムリーで先制、3回にも新井・佐藤大の連続タイムリーで2点を追加。上溝南先発の高坂に抑えられていた百合丘打線は4回、2死2塁からサードへのゴロが捕球エラーを誘って1点を返すと、8回は内野安打で出塁した内川が立て続けに二盗三盗を決め、ニゴロの間に生還。上溝南1点リードで最終回に突入します。
百合丘最後の攻撃は1死から平野が四球を選び、代走の菅野が二盗と捕逸で1死3塁の大チャンス。そして次打者の一ゴロで果敢にホームを突くも、間一髪タッチアウト!ヘルメットを叩きつけ悔しがり主審に宥められる姿が印象的でした。2死1塁となって再度代走を起用も、今度は二盗失敗でゲームセット。上溝南が辛くも逃げ切って次戦にコマを進めました。


第2試合は14年前の準優勝が未だ記憶に新しい桜丘と、部員12名の県川崎。県川崎の先発宮永は落差の大きい変化球が魅力的で、初回は一飛投ゴロ右飛と3人で片付けたものの、2回桜丘先頭打者の石橋に三塁線を破る2ベースを浴びると、次打者のショートへのゴロが送球逸れて走者生還。無死1塁となり桜丘は手堅くバントで攻めてくるも、捕球した宮永が悪送球し2・3塁…。ここから連続死球で押し出しとなると、以後は桜丘の打線に釣瓶打ちとなり、この回打者18人の猛攻で一挙13点。3回以降も1点、4点、3点と得点を重ね、5回までで実に21得点。投げては小林→濱中→野田と3投手の継投で県川崎打線を2安打無失点に抑え、5回コールドで桜丘が勝利を挙げました。


第3試合、麻生総合vs光明相模原の前に一旦球場外に出てうどん分を補給して戻ってきたところ、スコアボードが前の試合で酷使されたためかダウンしており、復旧まで時間がかかる様子。暫定的にチーム名はAとKの頭文字、選手名は表示されず得点のみで試合開始となりました。
光明相模原は初回、1死から3番櫻内がセンターの頭上を越えるタイムリー3ベースで先制点を挙げると、4番ピッチャー柴山がライトに2ラン!自援護に気を良くした柴山は左腕から緩急自在の投球で麻生総合打線を寄せ付けず、打線も麻生総合守備陣の乱れに乗じ3回に2点、4回に1点と着々加点。この頃にスコアボードも無事復旧されました。
麻生総合先発の鈴木貴も強力な光明打線を相手に果敢に投げていましたが、6点ビハインドで迎えた7回、柴山に2ベースを浴び、送りバントが内野安打となって無死1・3塁。続く榎本の打球は飛距離十分のセンターフライ、鈴木寛が必死のバックホームも及ばず柴山生還。7点差がつきここでコールドとなりました。