茹だるような暑さの下の早慶戦、先発は有原と加藤拓。ともにこの試合が始まる前の防御率は1.23で1位タイ、優勝だけでなく最優秀防御率も懸かる大一番に。
序盤は双方チャンスを作るも両先発が踏ん張り無得点。中盤に入り5回、早稲田は四球と打撃妨害から2死2・3塁のチャンスを作ると、暴投で先制点。さらに武藤が左中間を抜けそうな当たりを放つも、藤本知がダイビングキャッチ!最小失点に留めます。
一方の有原は四球も出さず、打ち崩すのは至難かとも思われた7回。1死から藤本知がライト前、そして竹内惇の当たりはライトスタンドに飛び込む2ラン!数少ない失投を捕えた値千金の一打で、慶應が逆転に成功。さらに須藤がセンターの頭上を超えそうな当たりも、中澤がダイビングキャッチ!どちらのセンターも好守が光りました。
援護を受けた加藤拓はさらに調子を上げ、140球の熱投で1失点完投勝ち。自身の最優秀防御率に大きく前進するとともに、チームとしても優勝に王手をかけました。