北陸の旅 1日目

野球の季節も終わったので、北陸に出かけてきました。今回使用するのは 北陸フリー乗車券。以前の北陸フリーきっぷとは異なり特急は別料金なものの、それでも4日間フリーエリア内乗り放題というのは今回の用途にピッタリ合致。Maxときに乗り、まずは長岡を目指します。実は越後湯沢より先まで乗るのは初めてのことで、ほとんどトンネルな区間ではありますが、ごく短い時間だけ見える景色は上越線とはまた違って乙なものでした。
 
長岡で北越に乗り換え。はくたかよりは空いていると思いきやほぼ満席で、早めに海側の指定席を取っていたのが功を奏しました。柏崎を過ぎて日本海が眼前に広がり、直江津から北陸本線に入り、糸魚川北陸新幹線の高架と合流し、そして魚津に到着。
   
有人改札を出て地下道を通り、地鉄に乗り換え。14分もあるし余裕だろうとダラダラしていたところ、新魚津ではなく電鉄魚津の方の時刻を見ていたという勘違いが発覚…。危うく乗り逃すところでした;何とか間に合い、右手に観覧車を、左手に立山連邦連峰を望みながら発車。滑川でJRに別れを告げ、富山平野を疾走し終点の電鉄富山に到着。
  
電鉄富山の駅ビルを出てみるとそこは工事の真っ最中。これから雪も積もるのに新幹線開業までに工事が終わるのか気になりつつも神通川に向かって歩いていくと、目の前に高校が見えてきました。5年前 にも訪れたこの高校はその時以来となるセンバツ21世紀枠の県推薦校に。さすがに県ベスト8では微妙な感がありますが、それでも累積ポイントを溜めていくうちに選ばれる日が来ることでしょう。期待したいですね。
 
そしてこれも5年ぶりとなるさんしょう駅前店で足跡を残し、お腹も空いてきたところで富山ブラック。塩辛いとは聞いていましたが予想以上で、確かに白飯は必需品。意外な暑さで汗をかいていたこともあり、美味しくいただきました。
  
一通り目的を達成したところで北口に向かい、ポートラムに乗車。嘗ては普通の国鉄車両が通っていたのが信じ難いような路地裏をこの小型ながらスマートな車両が駆け抜け、終点の岩瀬浜に到着。
  
岩瀬浜からは休日限定のきときとバス。往復をせずに高岡方面に抜けられるこの便は今日の行程がこれ基準になるほど私にとって有難い存在だったのですが、逆に言えばそのような層にしか需要が無いのか、乗客は私1人…。ともかく新湊東口で降ろしてもらい、富山県営渡船に乗船。新湊大橋に夕陽が映える中、あっという間に対岸の越の潟に到着。互いの対岸が見えるほどの、わずか5分の船旅でした。
   
越ノ潟に着いてすぐに万葉線へ。発車後間もなく日がどっぷりと暮れてしまい、車内アナウンスで立川志の輔が沿線の名所を丁寧にアナウンスしてくれるも、残念ながら外は殆ど見えないまま、高岡駅ビル内まで延長された終点に到着。
 
駅ビルの2階でお土産を買い、続いて文苑堂で今日乗れなかったドラえもんトラムの自由帳を買ってから本日の宿へ。海の幸にすっかり満足し、クオリティの高い地元のケーブルTVを観ていたところ、徐ろに不気味な揺れ…。長野で震度6弱が観測され臨時ニュースに切り替わる中、不安を感じつつも次の日のために眠りにつきました。