今年もやって来ました新宿京王駅弁大会。あなごめしやうに弁当や抹茶ひつまぶしや輸送やらに群がる長蛇の列を尻目に鶏樽めしとかにしゃぶを確保した後、3点目は会場をひと通り回った末にかつサンドに決定。肉・魚・サンドイッチとバランスが取れたところで離脱して新宿駅へ、小田急西武西武東武 と来て5回目となる今回は初めてJR。とっておきのあずにゃん回数券でカイジに乗車、一路西に向かいます。
 
まずは鶏樽めしから。ホタテや磯揚げといった具が加わり、味付けも若干変えているものの、それでも基本の味は一緒の安心感。容器も深くボリュームはかなりのものでしたが、あっという間にいただきました。お次はかにしゃぶ。石灰で加熱するタイプは今まで牛タン弁当しか食べたことがなかったのですが、実はこれが相性抜群でした。ダシの旨味と玉子の甘みが効いた熱々の雑炊が、カニの味を一層引き立てています。すっかり温まったところで、相模湖を望みながらかつサンド。かにしゃぶの加熱時に上に置いていたことが功を奏してか、サクサク感はそのままに風味が増して良い締めとなりました。というわけですっかり満足、途中大月駅で降りた乗客がドアを開ける際に誤って非常ボタンを押したために遅れるアクシデントはあったものの、無事山梨市駅に到着。
   
山梨市駅からはバス。高度を上げて終点のフルーツセンターに到着すると、富士山が正面に見える絶景が広がっていました。
 
この時点で既に wikipedia:新日本三大夜景 の1つに数えられるほどの場所なのですが、今回目指すのはさらに奥。曲がりくねった上り坂を1キロほど歩き、息も絶え絶えになりながら目的地に到着。神野の凄さを身をもって実感しました。
   
「こっちの湯」と「あっちの湯」の2つがあるこのほったらかし温泉、どちらに入るか大変悩ましいところでしたが、最終的にはpHが高いからという理由で後者を選択。残念ながら浴場内は撮影禁止のため写真はありませんが(当然)、富士山や甲府盆地を望みながらの湯はまるで日常とはかけ離れた別世界に来たかのようでした。

本当は夜景を観るまで粘り続けたいところでしたが、駅に戻る終バスが17時ということで名残惜しくも帰途へ。フルーツセンター内の物産館で弁当以上の散財をしてから山梨市駅に戻り、甲府発立川行き→八王子発磯子行きという美しい乗り換えで帰宅しました。