この日の旅程は大八廻りから。9時前の便を逃すと次は11時という過疎ダイヤのため、ロイミュード072の最期を見届けたところで名残惜しくも宿を出発。片側がロングシート、もう片側がクロスシートという珍しい車両に乗り、分かれていた中央本線と再合流して塩尻に到着。
   
到着した3・4番ホームには日本の駅でここだけというぶどう棚があるのですが、残念ながら今は季節外れ…。ここからは篠ノ井線で北上を続けます。
 
そして松本に到着、上高地線に乗り換え。山下峻と藤澤がバッテリーを組んでいたグラウンドを眺めながら、30分ほど揺られて終点の新島々へ。
  
上高地方面へ向かうバスの一大拠点である新島々も、その付近には商店とカレー屋が1軒ずつのみの様子。お土産を購入してから駅に戻り、折り返しの電車に乗ろうとしたところで、隅に置かれていたガチャに気が付きました。とりあえず1回回してみたところ、何と当たりが出現!特大缶バッジをいただき、気分良く松本に戻ってホームで昼食の蕎麦をいただきました。
  
次の長野行きまではしばらく時間があるため、一旦駅の外に出てみることに。さぞかし山雅ムードに包まれているかと思いきや、お城口で見かけたのは松商学園の甲子園垂れ幕ぐらい。一応逆のアルプス口コンコースにはユニやフラッグが展示されていたものの、想像よりずっと慎ましやかな感じでした。ともかく初のJ1、はまかいじダービーの益々の繁栄に期待したいですね!
 
長野行きに乗りさらに北上。途中の姨捨は以前夜に訪れた際に夜景に心を奪われた場所でしたが、今回は生憎の雨…。それでも善光寺平を一望できるロケーションは壮観なものでした。そして長野に到着。シールが貼ってある駅名標や調整中の張り紙がされた時刻案内板を見ると、北陸新幹線北しなの線開業がもう間もなくであることを改めて実感させられますね。
  
朝から降り続いていた雨もこの辺りで一層強くなってきたため善光寺詣では断念、ドルフィンに 3年ぶり の行脚を済ませてから新幹線。1駅ごとに車内の混雑度は着実に増し、吹雪の軽井沢でピークに達したところで、流れに逆らうように安中榛名で下車。
  
一部では秘境駅と呼ばれても流石に新幹線駅、何かあるだろうと思って外に出てみたところ、謎のオブジェと駐車場以外本当に何も無くてただただ感動するばかり。実際私も、高崎まで乗ると特急料金が跳ね上がるという事情が無ければこうして降り立つことも無かったでしょう。写真を撮っているうちに意気投合した方1名とともにバスに乗り、磯部駅に到着。次の高崎行きまではまだ時間があったため偶々目の前に見えた駅前の食堂で焼肉定食をいただきましたが、これが逸品でした。正直ノーマークだっただけに嬉しいサプライズで、わざわざ安中榛名で降りた意義があったというものです。
  
満足したところで高崎に戻り、サープラに足跡を残した後はいつもの経路で帰宅。最寄りの駅に着いた頃には雨も上がっており、幸運にも傘を使わず今回の旅を終えることが出来ました。