センバツに出場した東海大菅生二松学舎大付がいずれも途中で姿を消し、決勝のカードは日大三vs佼成学園。既に関東大会出場を決めていることもあり、日大三は桑村、佼成は梅田とともに背番号11を先発に立ててきました。
初回表の日大三の攻撃は2死2塁から牽制球が走者に当たってレフトに転がる間に進塁するとさらに暴投で生還、ノーヒットで1点を先制。一方その裏の佼成も1死から川口中嶋の連打で2・3塁とすると、橋本の犠飛で同点。波乱を予感させる出だしかと思いきや、直後に日大三の打線が大爆発します。2回表、1死2塁から桑村がレフトに2ランを放ち勝ち越すと、田中坂倉小藤宮木とタイムリーの釣瓶打ちでこの回6点。さらに3回は2死走者無しから打線が繋がり、トドメは桑村の2イニング連続となる3ランでこの回一挙8点!梅田をKOし、序盤にして試合を決定づけます。
大差がついた後も日大三は攻撃の手を緩めず、8回川崎のソロでついに20得点。佼成2番手の大河内も踏ん張りきれず、ついに小玉を投入も、4番坂倉が2点タイムリー。それでも小玉は後続を2三振で抑えると、9回は無失点。エースの意地を見せました。
桑村は超大量援護にも自分のペースを崩すことなく最終回も続投。佼成も喰らいつき、小玉田窪のタイムリーで2点を返すも最後はセンターライナーで走者が飛び出し併殺で試合終了。打力を余すところ無く発揮した日大三が4年ぶりの優勝を飾りました。