南四国の旅 2日目

朝食をいただき、8時前の列車に乗って行動開始。田園風景の中を進み、牟岐で車両切り離しのため13分の停車。聖地ムギ駅ということで駅ノートはさぞかし華やかなイラスト揃いだろうと期待に胸を躍らせつつ途中下車するも、ノートそのものが見当たりませんでした…残念。1両編成となった車両に乗り込み、ようやく海が見えてきたところで海部に到着。謎のトンネルを尻目に阿佐海岸鉄道に乗り換え、終点の甲浦へ。
  
ここ甲浦は高知のほんの入口ながら、車止めとその背後に控える山々が行く手を塞いでおり、三崎口の比ではない延伸阻止の気合が感じられます。その姿はまるでレベル1の勇者の前にいきなり魔王が現れたかのようで、かくなる上は低レベルクリア勢の活躍による現状打開(謎)に期待したいですね。
 
ここまで来て引き返すのも非常に勿体ないので、高知東部交通のバスに乗ってさらに南下を続けることに。東映のオープニングのような波飛沫を眺めているうちに最果ての室戸岬に到着、ここで一旦下車。
  
まずは灌頂ヶ浜に向かい、ふと後ろを見上げてみると、山のてっぺんに灯台の姿が。さぞ絶景だろうと思いつつもそこまで辿り着ける体力があるはずもなく、ずっと下に見える中岡慎太郎像付近からの眺めで妥協。それでも十分なものでした。
  
この頃にはお腹も空いてきたので、お昼は室戸名物のキンメをいただくことに。1600円のキンメ丼にするか、2500円のキンメづくしにするか迷った末、キンメの刺身に惹かれて後者を注文。これが大当たりで、キンメの照り焼きに刺身、そして〆は出し汁をかけてのお茶漬けで大満足。値段分の価値は十二分にありました。

すっかり満ち足りたところでお土産を買い込み旅の再開。サヨナラ男の異名をとる郷土の英雄小松剛の母校を通過し、さらにしばらく揺られ続けて奈半利駅に到着。ごめん・なはり線に乗り換え、ビニールハウスの大群の中を進んでいきます。
   
安芸駅で一旦下車してお土産を購入してから戻ってみると、そこには 昨年 見かけた猛虎魂溢れる列車の姿が。折しも横浜は阪神と3連戦を繰り広げており乗るのが躊躇われるところでしたが、次の列車は1時間後という現実の前に已む無く乗車。外観だけでなく内装も虎柄になっていたり、広告が入るスペースには選手の写真が飾られていました。
  
阪神のキャンプにも使われる安芸ドームを過ぎ、完乗の一歩手前の後免町で下車、とさでん交通の後免線に乗り換え。
  
昨年 行脚を行ったラウンドワンを通り過ぎ、旭町三丁目の電停で降りると、すぐそこに目的のえの木を発見。変な店名に定評があるということでとりあえず全機種プレイしてみましたが、特に異彩を放っていたのはMFCでした。
  
今日のノルマを果たしたところで宿にチェックインし、分厚い鰹のタタキをいただいてから就寝。最終日に続きます。