世間はシルバーウィークのようですが私は平常運転。連盟結成90周年を記念して行われる各校OBによる始球式、今週は井手峻さん!御年71歳とは思えぬ綺麗なフォームでアウトローにズバリ、さすがプロで1勝and1発の大選手。後に続く後輩が出てきてほしいですね!
先発は宮台と熊谷の神奈川対決。宮台は今日も序盤はカウントを悪くしがちで球数も嵩み、初回1死から蔵桝に被弾し先制を許すと、2回には先頭の柴田にライト前。佐藤竜の当たりは幸運にもファースト正面のライナー、併殺となって一息ついたものの、続く若林に被弾…。一方の熊谷は2回までパーフェクト、ここまでは法政ペースで進みます。
しかし3回裏、1死から宮台がセンター前で出塁、続く喜入はどん詰まりもセカンド後方に落ちるヒット、さらに暴投で2・3塁。このチャンスに長藤がセンター前に弾き返しまず1点を返すと、飯田の遊ゴロの間に同点。これだけでは終わらず、山田も左中間を破る勝ち越しタイムリー!一気に逆転に成功します。さらに4回、楠田死球と山本克バスターセンター前から得た2死2・3塁のチャンスに、今後は宮台センター前2点タイムリー!重信の一打 を思い起こす自援護でリードを3点に広げます。
援護を受けた宮台は調子を取り戻しその後は無失点。6回先頭の畔上に初の四球を与えるも後続を断ち、6回を100球2失点で降板、柴田にマウンドを託します。春に続きこの秋もフル回転の柴田ですが調子はむしろ先週より上がっており、7回を三凡、勝利の拍手が始まった8回も三凡。そして9回も続投、金子凌を一ゴロ、柴田対決はセンター前を許すも佐藤竜を根比べの末に空振り三振、そして若林を二ゴロでゲームセット!得点だけでなくヒット数・奪三振数でも相手を上回る盤石の試合運びで、春に続き法政から勝利を挙げました。
法大 - 東大 1回戦 H 110 000 000 2 T 002 300 00X 5 H ●熊谷-浅野-青木勇 T ○宮台-柴田
春・秋と続けて同一校から勝ち星を奪うのは2004年の対立教以来11年ぶり(勝ちは春・松家、秋・木村、負けはともに小林太志)。春の屈辱をバネに万全の態勢で臨んできたであろう相手を見事返り討ちにしました。あとは春果たせなかった勝ち点を奪い取るだけですね!
50安打への道
長藤(4年) 本日 1安打 → 通算 19安打
飯田(4年) 本日 2安打 → 通算 40安打
山田(2年) 本日 2安打 → 通算 9安打
楠田(2年) 本日 1安打 → 通算 14安打
山本克(3年) 本日 1安打 → 通算 27安打
宮台(2年) 本日 2安打 → 通算 3安打
喜入(3年) 本日 1安打 → 通算 17安打
飯田が40安打到達。今季は守備だけでなく打撃も冴え、50安打も射程圏内に入ってきました。同じく1年秋からセカンドを守り続け主将も務めた高橋が46安打で終わっただけに、残りの試合で何とか届いてほしい次第です。
100奪三振への道
そして表も更新。柴田に続いて宮台の勝利で、10代ぶりに同学年に2人の勝ち投手が揃いました。この2人にもっと勝ちを積み重ねてほしいのは当然ですが、加えて山本俊・白砂の初勝利、三木・三鍋の神奈川勢の勝利などにも期待したいですね!
入学 | 勝利投手 | ホームラン | |
1985年 | なし | なし | |
1986年 | なし | 石井(1) 斎藤(1) | |
1987年 | なし | 青野(2) 小林実(1) | |
1988年 | なし | 吉江(1) | |
1989年 | 今西(1) | 礒根(2) | |
1990年 | 松本(2) | 肥田(2) 古川(1) | |
1991年 | 尾崎(3) 黒川(2) | 濤岡(4) 北村(3) 石田(2) 片山(1) | |
1992年 | 高橋(7) 佐治(1) | 沢田(3) 間宮(2) | |
1993年 | なし | 小原(3) 大山(1) | |
1994年 | 岡(1) 林(1) | 丸山(3) 村田(2) 濱田(1) 佐藤(1) | |
1995年 | 氏家(3) | なし | |
1996年 | 遠藤(8) | 須貝(2) 伊藤(1) 仲戸川(1) | |
1997年 | 井上(1) | 酒井(1) 武藤(1) | |
1998年 | 児矢野(1) | 児玉(5) 山口(1) | |
1999年 | 浅岡(2) | なし | |
2000年 | なし | 河原(1) | |
2001年 | 松家(3) | 木曽(3) 杉岡(2) | |
2002年 | 木村(2) 松岡(1) | 北野(1) | |
2003年 | 升岡(1) | 升岡(1) 富田(1) | |
2004年 | 楠井(1) 重信(1) | なし | |
2005年 | なし | 大坪(1) | |
2006年 | 鈴木(2) | 高橋(1) 鈴木(1) | |
2007年 | なし | 鬼原(1) | |
2008年 | なし | 岩崎(1) 田中(1) | |
2009年 | なし | 舘(1) | |
2010年 | 鈴木(1) | なし | |
2011年 | なし | 有井(2) | |
2012年(現4年) | 現時点でなし | 白砂(1) | |
2013年(現3年) | 現時点でなし | 山本克(1) 喜入(1) | |
2014年(現2年) | 柴田(1) 宮台(1) | 山田(1) | |
2015年(現1年) | 現時点でなし | 竹中(1) |
そして第2試合のR-M。前の試合が松岡完封以来10年ぶりの第1試合での勝利ということで、スコアはすぐに消されたものの試合途中に映される試合結果もまた格別なものです。それはさておき立教先発の田村は再三得点圏に走者を背負うも渡辺のタイムリー内野安打による1点のみに抑え、一方明治先発の柳は四球を出しつつもヒットを許さず、ロースコアのまま試合は終盤へ。
そして7回の立教の攻撃に入り、先頭の笠松は遊ゴロ。昨年 逃した快挙まであと8人に迫ったところで、続く田中和の当たりは左中間に飛び込むホームラン!チーム初ヒットが値千金の同点打となり、試合は振り出しに戻ります。
同点のまま試合は9回へ。プロ併用日のためこれが最終回、明治は柳に代えて星を起用します。先頭の先頭寺田を打ち取ったものの続く笠松をサード強襲ヒットで出したところで、左の齊藤にスイッチ。負けを無くすための万全の継投でしたが、田中和に対してストライクが入らず四球で1・2塁となり、二角に対して佐藤竜を起用。絶好の場面で迎えたリーグ戦初打席で、佐藤竜は法政だけじゃない!と言わんばかりの打球はレフトの頭上を越える2点タイムリー3ベース!齊藤をKOし、代わった島田からも鈴木主将がサード強襲タイムリーを放ち、立教がこの回3点を勝ち越します。
その裏立教も田村に代え、クローザーの小林昌が登板。しかし追いすがる明治も竹村菅野の連打で攻め立てます。佐野恵坂本倒れ2死となるも、吉田大がライト前タイムリーで2点差に。さらに代打上西もセンターに大きな当たり、抜ければ同点という場面でしたが、背走した佐藤拓に追いつかれ試合終了。立教が先勝しました。