早大が慶大から勝ち点 47打数2安打の中沢が1発

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3回戦へともつれ込んだ早慶戦、均衡を破ったのはここまで散々不振に喘いできた中澤の一発でした。一度は追いつかれたものの直後に八木のタイムリーで再度勝ち越すと、7回には野選で得たチャンスに小島のスクイズと暴投で2点を追加し加藤拓をKO。投げては小島が2失点完投で早稲田が勝ち点を挙げ、法政3位・慶應4位で全日程を終えました。
首位打者は.425(=17/40)で金子凌。東大戦で互いに競い合うようにヒットを重ねた法政の各打者の中で2試合連続猛打賞、しかも最後はホームランで締め、唯一の4割打者となりました。法政の首位打者は大城戸以来3年ぶりで、早稲田の5季連続首位打者輩出を阻止。最優秀防御率は0.87(72.1回7自責点)で柳。田村との優勝のみならず最優秀防御率も賭けた直接対決に勝ち、最多勝最多奪三振と合わせタイトルを総ナメ。
そして桐生が太田以来12年ぶり、セカンドでは杉岡以来13年ぶりとなるベストナインに。セカンドサードレフトライトとあちこち守りながら打率2位を維持した小林が外野での受賞となったこともあり、19票中14票を集めました。思えば昨年までは代走での起用が殆どで打席に立ったのは1回のみ、今季もベンチからのスタートとなるも、2試合目から9番に座り、柳からフェンス直撃の2ベースを放った次の試合からは1番に定着。着実にヒットを量産し、終わってみればリーグ4位タイの.333(=14/42)という高打率を残しました。打撃だけでなく、7盗塁は大西千・田中和と並びリーグ最多、そして守備も堅実で併殺を量産。走攻守揃った活躍で、高橋内海飯田の歴代名セカンドが届かなかった栄冠に輝きました。おめでとうございます!