石巻からはミヤコーバスで10分ほど揺られ下車。総合運動公園の中を突っ切ると、すぐに石巻市民球場が見えてきました!スタンドから外野後方への眺めは開放感に溢れており、その点は良かったのですが、辛かったのは屋根が全く無いこと。当初の予報では曇り25℃だったのが快晴30℃超えに変わっており、こればかりは天気を恨みました;
  

そんな暑さの中でも球児は元気にプレーしており、第1試合の名取北vs聖和学園は3回を終了。そこまでは0-0と互角の戦いでしたが、4回裏に連続長打で聖和が先制すると、さらに2死2・3塁から種市がレフト前タイムリーでこの回3点。追う名取北は直後の5回表に2本のヒットで1死1・2塁も後が続かず無得点に終わると、その裏聖和は先頭の小林がレフトにホームラン!両翼100mのフェンスをゆうに越す一発でリードを広げると、さらに2死満塁からまたも種市の走者一掃3ベース、さらに前田のタイムリーで一挙5点。このリードに守られ聖和先発の小野寺は7回零封、岸を輩出した名取北でしたが聖和の猛打の前にコールド負けを喫しました。


なおも暑さが厳しさを増す中第2試合の石巻工業vs東北学院が開始。「あの」本田圭佑を輩出した東北学院は初回2死2塁からサードがベースを離れた隙を突いて走者加藤が3塁を陥れ、田中のライト前タイムリーで先制。一方4年前のセンバツに出場を果たした石巻工は1回裏2死2・3塁、2回裏2死1・3塁とチャンスを逃し続けていたものの、3回ようやく2死1・2塁から千葉佐々木の連続タイムリーで逆転。かと思えば東北学院は直後に八巻・岩本のタイムリーと暴投で4点を挙げ再逆転も、その裏石巻工は阿部秀の2点タイムリーで1点差に追い上げ。激しいシーソーゲームが繰り広げられます。
東北学院は先発の高橋を4回途中からリリーフしたエース後藤が5回の攻撃を初めて三者凡退に打ち取りましたが、6回連打を浴び無死1・3塁のピンチ。どうにか2死までは漕ぎ着けたものの、桜井にセンター前に運ばれ、石巻工が再逆転。すると石巻工は直後に先発の森に代えて右サイドの山田を投入、最大のピンチは8回の1死1・3塁でしたがスクイズを上げさせ凌ぐと、9回は3人で抑え試合終了。激しい競り合いを辛くも制した石巻工が勝ち上がりました。