到着した時には既に日本とオランダのメンバーがライン上に並び、間もなく試合開始というところ。前もって調べていた通り、球場のスコアボードはスコアの他に現時点での打者名とその打率が表示されるだけの簡素なものでしたが、親切にも地元の少年たちがメンバー一覧表を配ってくれていました。有難いことです。
  
決勝進出を賭けた大一番の先発は日本が菅野、オランダがボルセンブローク。菅野は初回、先頭のドライヤーを三振に打ち取りますが、続くファンデルミールの三ゴロを沓掛がファンブルして出すと、デカスター・ケンプに連打を浴び先制を許します。さらに暴投で失点、なおも1死2・3塁のピンチは三振と遊ゴロで切り抜けましたが、続く2回、2死1塁フルカウントからファンデルミールのフライを深追いしたセカンド吉田が捕れず、走者に一気に還られ失点。3回は無失点に抑えましたが、4回先頭のリカルドにヒットを許し、ここで降板となります。
2番手は小島。ドライヤーにヒットを許し1死1・2塁のピンチも後続を中飛二ゴロに抑え火消しに成功すると、5回は1死1・2塁からモスキートにライト前に運ばれるも小林のバックホームで走者アウト!6回は三者凡退に抑えると、7回は吉野、8回は澤田がそれぞれ3人で抑え、試合を立て直します。
しかし日本打線はボルセンブロークの前に7回まで散発の4安打で点が奪えず、8回から登板のケリーから田中センター前で出塁も佐藤拓が6-6-3。最終回はお馴染みファンミル、楽天ユニからオランダユニに変わっても威圧感抜群の超長身からグイグイ押され、吉田内野安打で出塁も後続倒れ試合終了。オランダがお先に決勝進出、日本はもう1つの椅子を賭けてオーストラリアとの試合に挑むこととなりました。