…と、存分に文化的活動に勤しんだところで昨日同様スタジアムへ。夕方の到着だった昨日は気付かなかったのですが、真昼の日差しは最高気温のデータから想像していたよりずっと過酷で、何とか屋根の下の席を確保できて一安心。
まずは第1試合、4位を賭けた台湾vsキュラソー戦。台湾が楊志龍、キュラソーがジャマニカの先発で始まった試合は3回に台湾が1点を先制も、直後の4回にシルバニアの2ランでキュラソーが逆転。しかし台湾も5回に王正棠のタイムリー2ベースで追いつき、同点で前半を終えます。
これが最後の試合ということもあり、6回以降は両チームとも細かく継投する展開に。台湾は林安可→黃恩賜→吳丞哲、キュラソーはローレンス→アンターセイン→マルティス→アルベルトゥスと繋いで互いに得点を許さずついに延長、無死1・2塁からのタイブレークに突入。まずは表のキュラソースナイデルスが送り1死2・3塁としたところで、台湾は森榮鴻を投入も、2死からクレオファがタイムリーを放ち、2点の勝ち越しに成功します。
続いて2点を追う裏の台湾は詹子賢が送りゴロ、李宗賢敬遠の四球で満塁となるも、簡廷安三振で2アウト。キュラソーは今大会の初勝利まであと1人に漕ぎ着けるも、続く高宇杰がレフトにタイムリーを放ち、土壇場で同点に追いつきます。さらに死球で再び満塁となり、打席には陳重廷。ピッチャー返しの打球はショートが追いつくも、送球間に合わずサヨナラ内野安打!劇的な逆転サヨナラに近くの席で応援していたチェン・ウェインユニの方も大喜び、台湾の4位・キュラソーの5位が決まりました。


続いて決勝進出のもう1つの椅子を賭けた日本とオーストラリアの準決勝、先発は田村とベイリー。先手を取ったのは日本、2回に押し出しと小林二ゴロの間の得点で2点を先制するも、直後に田村がお馴染みデニングに2ベースを浴びてから1死満塁のピンチを招き、バタグリアのタイムリーとユニスの犠飛で追いつかれてしまいます。
直後の3回に日本は金子の二ゴロの間に勝ち越したものの、田村が3回に1本、4回に3本のヒットを浴びるなど防戦一方の展開。この状況を打開すべく5回から加藤に継投、これが功を奏して2イニングをデニングの1安打のみの6奪三振と圧巻の投球を見せると、打線は7回、2番手のミッチンソンを攻め1死満塁とし、大西がストレートの四球で押し出し。ここでオーストラリアは3番手のリーに継投も、2死から金子が右中間を破る走者一掃の3ベース!さらに現地の方々による熱いTAIKIコールを受けた森川もセンター前タイムリーで続き、この回5点を挙げてオーストラリアを大きく突き放します。
その裏に柳が4安打を浴び1点を失うもキャンディラスを4-6-3に打ち取って最少失点に留めると、8回からは星が登板。最終回に1死1塁からデニングが古巣への復帰をアピールするようなこの日4本目のヒット、続くキャンディラスのタイムリーで1点を失うも、後続を打ち取り試合終了。金子の攻守にわたる活躍が光り、予選で敗れた相手へのリベンジを果たして決勝進出。一方のオーストラリアは3位が決まりました。