大学代表vs高校代表の壮行試合のために 1年半ぶり となるQVCへ。その頃よりスコアボードが全面LED化されたのは聞いていましたが、それ以外にも両サイドに小型のスクリーンが設置されており、選手紹介や応援メッセージの紹介などふんだんに使われていました。そして今回の注目は試合のみならず応援合戦。取れた席は3塁側指定席ながら応援席のすぐ横という良席でしたが、1塁側の習志野高校による演奏は距離の差を全く感じさせない威圧感で、さすがコンクール金賞常連と唸るばかりでした。
 

そして試合開始。高校代表の先発は早川、慣れ親しんだ地での大役で先頭の佐藤を捕邪飛に打ち取り、続く大西もセカンド正面のゴロ、普通に捕って送球…も大西の足が勝りセーフ!さらに辰己レフト前、大山四球で満塁となり、吉川尚はファースト正面のゴロ、バックホームも大西の足が勝りまたもセーフ!大学トップレベルの脚力を見せつけられ先制を許すと、森下・牛島・京田にもタイムリーで畳み掛けられ、一挙5点を先制されます。
それでも早川は立ち直って大西との再対決を二直に仕留め、辰己センター前も盗塁を九鬼が矢のような送球で刺して2回は無失点。以後は継投モードに入り、3回は藤平が最速149で三者凡退、4回は寺嶋がエラーでピンチを招くも佐藤を三振に打ち取るなど後続断って無失点、5回は島、1死から大山に3ベースを浴びるも吉川尚の右飛を捕った納がレーザービームで釘付けにして無失点。6回は高橋、楠本(兄)との徳栄対決こそセンター前を許すも他を打ち取り無失点。7回は堀が無失点。そして8回、ついに今井が登場。北村への初球にいきなり150を出すと、追い込んでから151で見逃し三振!続く森川楠本も三振に打ち取ると、9回も続投して京田も三振、島田は内野安打+悪送球で出すも大西三振、濱元遊ゴロで無失点!!2イニングを5奪三振、打球を外野に飛ばさせない圧巻のピッチングで、甲子園優勝投手の実力を遺憾無く示しました。
一方大学代表の先発は柳、初回・2回と得点圏に走者を背負うも無失点に抑えると、その後は濱口→吉川峻→齊藤→伊藤→佐々木→田村の継投で毎回の18三振を奪い完封リレー。大学代表が地力の差を見せつける結果となりましたが、高校代表も鈴木・松尾の2ベースに九鬼の盗塁刺、佐々木の三者連続三振に対して今井も三者連続三振でお返しするなど決して引けを取らず、引き締まった好ゲームでした。