互いに勝ち点を賭けた第1試合の先発はともに3連投の三木と田村。田村の立ち上がりを捕らえたい打線は初回先頭の下雅意がピッチャー返しも、弾いた打球を熊谷にカバーされ無得点。その裏の三木は先頭佐藤拓に左中間を破られるも熊谷に送らせず見逃し三振、後続断って無失点。そのまま4回まで双方ゼロ行進が続きます。
均衡が破れたのは5回裏。先頭の田中和にセンター横の2ベースを許すも、笠松のバントを喜入好判断で3塁に送球し田中和を挟殺!走者入れ替わりで1死2塁のままも、続く田村に右中間を深々と破られるタイムリー3ベースで先制を許します。6回には佐藤拓のリーグ戦通算100安打目となる左中間2ベースから飯迫の犠飛で追加点。それでも三木は7回まで投げ5安打無四球で2失点、先発の役目を果たしました。
そして8回は柴田。同じく3連投でしたが、高橋信佐藤拓の連打から熊谷に送られ飯迫に2点タイムリー、さらに佐藤竜にもヒットを許し、バントの1アウトのみで降板…。小林がリーグ戦初のリリーフも、田中和犠飛に田村またもタイムリー。なおも2死満塁のピンチは凌いだものの、この回決定的な4点を失ってしまいます。
三木の好投に報いたい打線でしたが、田村の球速を抑えつつも熊谷の守備範囲に上手く打たせる投球術に翻弄され、僅か1時間49分、99球で3安打無四球完封を喫しました。

東大 - 立大 3回戦
T 000 000 000 0
R 000 011 04X 6
T ●三木-柴田-小林
R ○田村

50安打への道

桐生(4年) 本日 1安打 → 通算 20安打
楠田(3年) 本日 1安打 → 通算 35安打
森田(3年) 本日 1安打 → 通算 3安打

100奪三振への道

三木(4年) 本日 4奪三振 → 通算 30奪三振



続く第2試合のK-H、先発は加藤拓と菅野。先手を取ったのは慶應、2回先頭山本瑛のライトへの飛球を小林が頭上を抜かれ2ベースとなると、山口送って郡司レフト前タイムリーで先制。5回にも先頭柳町のレフトへの飛球を中山が頭上を抜かれ2ベースとなり、加藤拓送って沓掛のタイムリーで追加点。さらに7回は1死2・3塁から今季ここまで無安打の照屋がレフトに犠飛を放ち、菅野を降板に追い込みます。
3点の援護を得た加藤拓でしたが、7回2死から四球安打で走者を溜めると、小林にショートへのタイムリー内野安打を許し失点。なおも2・3塁と一打同点のピンチ、1回戦の展開が頭をよぎるも、相馬優を外のストレートで空振り三振!8回にも150km/hを出して中山を空振り三振、9回も向山に死球を与えたものの最後は水谷二飛で試合終了。気迫の153球完投で慶應が勝ち点を挙げ、優勝戦線に踏み留まりました。