フレッシュリーグのためにいつもより3時間早く神宮へ。同日のリーグ戦にベンチ入りするメンバーは出場できないという普段の新人戦より厳しい制約の下、スタメンは 5山下朋 6平田 7岡本 3青山 2熊田 9松延 8大鳥 4宮崎 1伊藤。予告通りの先発となった伊藤、その初球は91km/hのナックルでストライク!杉本亀川に連打を浴び1点を失うも梁瀬を一ゴロ、橋本を投直に仕留め2死。捕逸で1点を失うも植田響を遊ゴロに仕留めチェンジ…かと思いきや平田がこれを悪送球。2者が還りピンチ継続も、高橋怜を三ゴロに仕留めてようやく本当のチェンジ。最速108km/hで4失点も自責点は1、フィールディングもしっかりしており、この日のために万端の準備をしてきたことを納得させる内容でした。
2番手は渓、下手から最速120程度も2回は4連続四死球からの走者一掃タイムリー、3回は満塁からの2点タイムリーで2イニング6失点。10点差に開き、打線も3回までノーヒットに抑えられていましたが、4回先頭の岡本が初球をレフト前に運び出塁すると、青山が歩き1・2塁。ここで代打星川が右中間を破るタイムリー3ベースで2点を返すと、星川の代走として登録されたばかりの1年生武隈が入り、馬場の三ゴロの間に生還。さらに2死1・2塁とし、山下朋のポテンタイムリーでこの回4点を返します。
その裏から3番手の坂口が登板、サイドから125前後も4回は守備の乱れもあり4失点、5回は杉本に被弾し1失点。この回の途中で試合開始から1時間50分に達し、規定により5回打ち切りとなりました。


そして1時間のインターバルを挟みリーグ戦の開始。先週よりも暖かく野球日和となりましたがこの日も宮台は不安定。初回先頭の天野を歩かせ、瀬尾はフルカウントから見逃し三振に打ち取るも柳町にセンターオーバーの先制タイムリーを許すと、岩見には打った瞬間、レフト上段に突き刺さる2ラン…。何とかこの3点で初回を終えたものの、続く2回には完全に制御が効かなくなり、3連続四球で無死満塁。たまらず浜田監督が飛び出し、ここで降板となります。
交代を告げたときには宮台は既に投球モーションに入っており、大久保監督が抗議に出るも何とか交代が認められ濱崎にスイッチも、この場面では荷が重く、暴投とタイムリーで宮台の出した走者をすべて返してしまいます。3回には田口の無理な悪送球で1点を失い、点差は7点に。
一方の打線は慶應先発関根の新入生とは思えぬ落ち着いた投球の前に4回まで無得点。5回ようやく2死3塁から山田のレフト前タイムリーで1点を返し、6回は2番手伊藤佑を攻めて暴投と宇佐美の2点タイムリーで4点差に追い上げ、なお2死1・3塁も山田捕邪飛。5点差で迎えた9回には田口に今シーズンチーム初長打となるライト線への2ベースが飛び出し、1死2・3塁から楠田の遊ゴロで1点を返すも、三鍋が捕邪飛に倒れ試合終了。安打数では相手を上回りながらも、長打と四死球の差が大きく響きました。

東大 - 慶大 1回戦
T 000 013 001 5
K 331 011 00X 9
T ●宮台-濱崎-川口-柴田-山下大
K ○関根-伊藤佑-内村-菊地

50安打への道

宇佐美(3年) 本日 1安打 → 通算 9安打
山田(4年) 本日 2安打 → 通算 37安打
田口(4年) 本日 1安打 → 通算 24安打
楠田(4年) 本日 1安打 → 通算 37安打
竹中(3年) 本日 1安打 → 通算 6安打
齋藤(4年) 本日 1安打 → 通算 1安打 (NEW!)
杉本(3年) 本日 2安打 → 通算 3安打

齋藤に初ヒットとなる内野安打が飛び出し、桐朋カルテットが揃い踏み。

100奪三振への道

宮台(4年) 本日 1奪三振 → 通算 80奪三振
濱崎(2年) 本日 2奪三振 → 通算 3奪三振
柴田(4年) 本日 2奪三振 → 通算 39奪三振



続く第2試合のH-R、熊谷と田中誠の先発で始まった試合は序盤から点の取り合いとなり、8安打を浴びた熊谷は4回途中で降板、一方田中誠は5回まで持ち堪え、4-4の同点で折り返し。6回から立教の2番手は県相出身の宮崎、140台のストレートで押すも、7回に相馬・中山のタイムリーで法政が2点を勝ち越し。すかさず菅野を投入し、9回1死3塁から大東の遊ゴロで1点差に迫られるも2死走者無し。法政の勝利は目前かと思いきや、山根がレフトに打った瞬間の同点弾!土壇場で追いつき、延長に突入します。
立教のマウンドは9回から桐光出身の中川。アンダーから130超を連発、良かった時の高橋礼を思わせる快投で法政打線を12回まで封じ込め、立教の負けは無くなります。一方の法政も菅野がそのまま続投、12回裏も2死となったところで、石川から3ランを放つ など打撃にも定評のある中川がそのまま打席へ。自身の初勝利を自らのバットでもぎ取る絶好のチャンスでしたが、菅野も意地を見せ空振り三振で試合終了。4時間弱の激闘は引き分けに終わりました。