大楠のレジェンドこと今関勝氏のご尽力などにより楽天戦の開催も実現したはるか夢球場岩木山をモチーフにしたというスタンドも雄大で、確かに一軍の試合を胸を張って迎えられるだけのことはあります。来年以降も定期的に公式戦を実施してほしいですね。
 

この日の試合は青森大会の準々決勝。第1試合は青森山田vs東奥義塾、先発は東奥義塾がエース齋藤李に対し、青森山田は1年生の平沼。齋藤李は元ロッテの柳田のような体型から130キロ台を安定して出す好左腕で、山田打線といえども攻略は至難かと思いきや、初回4番阿部のタイムリーで先制すると、続く福原がレフトに2ラン!さらに中澤の右中間を破るタイムリー3ベースも飛び出し、4点を先制します。
いきなり4点を失った齋藤李でしたが、2回以降は変化球も上手く取り入れて立ち直り、3回阿部に被弾した以外は追加点を阻止。東奥義塾の打線も奮起し、工藤海のセンター前タイムリーで1点を返すなど平沼に4安打を浴びせ、2回で降板に追い込みます。3回から登場のエース三上に対しても度々走者を出すものの、牽制死やゲッツーで得点には至らず、試合はそのまま終盤へ。
力投を続けていた齋藤李は8回に一段とギアを上げ、140km/hを計測!しかし連続四球から暴投で2・3塁のピンチを招くと、中澤にスクイズを決められ失点。9回には2死1・2塁からまたも阿部に左中間を破られ、返球が乱れる間に阿部も生還、ダメ押しの3点が入ってしまいます。安打数こそ10で同じだったものの、青森山田の長打力、東奥義塾の4つのゲッツーが明暗を分けた試合でした。



続いて第2試合の弘前学院聖愛vs弘前東の準備が始まりましたが、行程の都合上ここで退出。弘前に戻り、奥羽本線4年ぶり の大館に到着。過去の訪問では慌ただしく鶏めしを買って乗り換えるだけでしたが、今回は次の電車まで1時間の余裕があるため、花善の改装なった新社屋を訪問することに。残念ながら御食事処は営業を終了していましたが、過去の掛け紙や鶏めしマンのチャンピオンベルトなどが飾られたギャラリーを見学してきました。そして弁当売り場に向かうと、今まで機会の無かった比内地鶏版の鶏めしが買えると知り即座に注文。鶏ももちろんですがそれ以上におかずの茄子が素晴らしく、秋田杉で作られた箸の風味も手伝い言うことなしの味でした。
  

そして旅を継続。秋田内陸線はまたの機会に回して東能代に向かい、駅の待合室で白鵬の優勝を見届けてから五能線能代に到着。能代工業が今までに獲得し、他の追随を許さない58個もの栄冠に出迎えられました。
   

まだ外は明るかったので、宿で自転車を借りて付近を散策することに。ある意味能代旋風の起点ともなったジャスコ(現イオン)を訪問し、夜食の冷やしラーメンをいただいて宿に帰還。最終日に続きます。