東九州の旅 最終日

この日の旅程の始まりは海幸山幸。南宮崎日豊本線田吉宮崎空港線と別れて日南線区間に入り、鬼の洗濯板の場所で列車は減速するも、生憎満潮の時間帯で岩は僅かに顔を覗かせるだけ…。そして北郷を出発したところで、列車名の由来となった海幸彦・山幸彦兄弟のエピソードを紹介する紙芝居の開始。これから乗る方もいるかと思いネタバレはしないでおきますが、飫肥に近づくアナウンスの直前に物語が終わるペース配分はまさにプロの技でした。
   

飫肥での10分停車の間に泰平踊の衣装を纏った地元の方とのスリーショットを撮っていただき、見送りを受けて旅の再開。広島がキャンプで使用している天福球場や七ッ岩を過ぎ、南郷に到着。
   

南郷は西武がキャンプで使用している南郷スタジアムの最寄り駅ですが、見に行っていては次の志布志行きに間に合わないため駅で飫肥天を食べて時間潰し。そして志布志行きに乗車、車窓に木の枝が何度も触れてカタカタ音を立てながら進むも、鹿児島県に入って再び海が見え出し、ついに終点の志布志に到着。
  

嘗ては大隅線・志布志線に接続する交通の要衝だったこの駅も、今は日南線の末端点。広々とした駅構内に昔の栄光を偲びつつ、少し歩いて鹿児島空港行きのバスに乗車。一昨年 乗った枕崎→伊集院のように長閑な景色が延々と続いた末にようやく市街地に入り、国分駅入口で下車。「駅入口」を名乗っておきながらバス停からは駅は見えず、10分ほど歩いてようやく国分駅に到着しました。
   

国分発隼人行きという所要時間4分の列車で隼人に向かい、G-pala隼人で鹿児島行脚。
 

これですべての目的を完遂し、あとは帰途へ。都城で乗り継ぎ南宮崎で下車、はやとの風 区間と合わせて日豊本線を完乗したところで、空港線に乗り換え宮崎空港に到着。予定通りに羽田に着き、無事日の変わる前に帰宅して今回の旅もお開きとなりました。