第42回全日本クラブ野球選手権大会 決勝戦

午後休を使ってクラブ選手権を観に行ってきました。到着時に最終回を迎えていた準決勝第2試合はゴールドジムが追い上げを見せるも及ばず、決勝のカードは大和高田クラブと和歌山箕島球友会の隣県対決に。米倉と和田の両左腕の先発で始まった試合は投手戦となり、バックも4回表1死2塁の場面で大和高田の4番廣井の鋭い打球を箕島のショート西口が横っ跳びでキャッチするなど互いに好守が飛び出して1イニング10分のペースで淡々と0を重ねる展開。9回裏に箕島が2死1・2塁とサヨナラのチャンスを作るも水田が二直に倒れ、双方スコアレスのまま延長戦に突入します。
クラブ選手権のルールにより10回から1死満塁・選択打順のタイブレークとなり、表の大和高田は2番今里から、裏の箕島は5番穴田からの打順を選択。箕島は和田がそのまま続投も、今里は追い込まれながらセンターに抜ける2点タイムリーを放ち、ついに均衡が破れます。しかし後続倒れ2点に終わったことで、大和高田は米倉から山田に継投して逃げ切りを図るも、穴田はショートへのゴロも懸命に走り内野安打、続く平井は押し出しの死球で箕島が同点に追いつきます。なおも1死満塁で打席には水田、先ほどのチャンスは活かせませんでしたが今回は0-2と追い込まれながらも強振、打球は一二塁間を破るサヨナラヒット!代走木村が歓喜の生還、和歌山箕島球友会が2年ぶり4回目の優勝を果たしました。

MVPは和田、敢闘賞は山本、首位打者は.500(=8/16)で大和高田の岩永。今回の優勝で箕島は5回目となる日本選手権の出場を決めましたが、過去4回の出場では企業チームに善戦もあと一歩及ばない展開が続いているだけに、今回こそは壁を破ってほしいですね!