小雨の降る中での早慶戦の先発は小島と関根。慶應の優勝と早稲田の最下位が賭かっているだけにどちらも負けられない状況でしたが、小島は初回1アウトから四球死球四球と一人相撲で満塁のピンチを招くと、清水翔にセンター前に弾き返されあっさり2失点。一方の関根も福岡のヒットと2つの四球で1死1・3塁とされると、併殺崩れの間に1点を返されます。
初回が終わった時点で既に30分が経過し、荒れた展開を予感させましたが、2回以降小島はまずまず立ち直り、関根は毎回安打を浴びるものの早稲田打線の押しの弱さに助けられゼロ行進。ともに6回まで投げ、代打を出され降板します。
早稲田の2番手は大竹。全盛期には及ばずも緩急の効いた投球で柳町を見逃し三振に仕留めるなど、3イニングを岩見レフト前のみの1安打4奪三振!プロでの復活を期待させる内容で打線の奮起を促したものの、慶應2番手佐藤の最速148km/h、3イニングを6奪三振パーフェクトと圧巻の投球に手も足も出ず…。慶應が1年生リレーで初回の2点を守り切り先勝、優勝に王手をかけました。