中国・九州の旅 最終日

この日の旅程の始まりは西鉄特急から。大橋の次が二日市、その次が久留米という怒濤の通過のおかげで、わずか1時間ほどで大牟田へ。快速を名乗りながら巌根しか通過しない某路線も見習ってほしいですね。大牟田からはJRに乗り換えてしばらく長閑な風景が続くも、上熊本の辺りでようやく都会らしくなり、熊本に到着。
   

前回訪問時 はここからSL人吉に乗りましたが、今回はお洒落なA列車で行こう。BGMとしてジャズをかけながら列車は発車し、宇土を出て三角線に入ると右手には有明海。名所として名高い御輿来海岸では列車を減速してくれたものの、鬼の洗濯板 に続きまたも満潮…。次回は干潮のときに訪れたいですね。
   

終点の三角に着き、慌ただしくシークルーズに乗り換え。虹が浮かぶほどの激しい飛沫を立てて三角港を出発したときには満員だった船内も、松島で乗客の大半が降りていき、高杢島や談合島、雲仙普賢岳などを眺めているうちに本渡港に到着。
    

天草の中心部に着いたものの、今回の滞在可能時間は僅かに3時間という制約のもとで、まず向かったのは広瀬公園野球場。長嶋茂雄球場としてスポーツ四択でもお馴染みのこの球場に近づいてみるとグラウンドからは威勢の良い掛け声が聞こえ、何かと思って近くの人に尋ねたところ、地元の中学生による練習とのこと。この中から将来甲子園やプロに進む選手が出てくれることを期待したいですね。
  

そろそろ空腹が絶頂に達してきたため、昼食の場所を探すことに。ラーメン・ライス・おでんが食べ放題という謎の店にも惹かれたものの、せっかくの天草だぞと正気に戻って地魚料理の店へ。目の前の生簀を眺めながら、「超」ぜいたく海鮮丼(2,700円)を美味しくいただきました。
 

お土産も買い込み、本渡バスセンターから熊本交通センター行きのバスに乗車。予定では熊本行脚を済ませてから肥後大津経由で空港に向かうつもりで、松島までは順調に来ていたものの、そこからどうしようもない大渋滞…。熊本交通センターに着いたときには遅れは70分にも達し、行脚も豊肥本線も諦めざるを得ませんでした。
   

不幸中の幸いで空港行きのバスには間に合い、熊本空港に到着。追い打ちをかけるように機材整備で出発がさらに30分遅れたものの、日付の変わる直前に無事帰宅して今回の旅もこれでお開きとなりました。