この日は試合前に故・星野仙一氏の追悼セレモニーが行われるということで、いつもの併用日よりさらに早く神宮へ。氏の功績を称えるVTRには大学時代のライバルとして法政三羽烏も登場しましたが、密かに期待していた橘谷健氏との投げ合いのシーンは残念ながらありませんでした…。
   

それはさておき試合開始。黙祷ムードが残る中、辻居が3球目を振り抜くと打球はレフトスタンドに一直線!森下暢の出鼻を挫く先頭打者ホームランで先制します。その裏に逢澤の犠飛、2回に2死3塁から森下暢のポップフライを新堀が太陽が目に入ったか捕れず勝ち越しを許しますが、直後の3回に辻居のレフト線への痛烈な2ベースでチャンスを作ると、三鍋は詰まった当たりもセカンドセンターの間に落ちるタイムリー!すかさず同点に追いつきます。
守備に足を引っ張られるも1・2回と1点ずつに抑えていた宮本でしたが、3回に1死2塁から渡辺佳にまんまと三盗を決められると、連続死球で満塁のピンチ。ここが踏ん張りどころでしたが平塚氷見に連続タイムリーを浴び降板、代わった有坂も森下暢に右中間を破られる2点タイムリー2ベース…。一気に畳み掛けられ5点を失ってしまいます。
5回にも吉田主将のタイムリーで追加点を挙げた明治は森下暢を6回で降板させて新戦力のお披露目モードへ。7回は竹田、最速146km/hの前に三者凡退。8回は磯村、辻居は第3打席にもレフト前ヒットを放っておりサイクルヒットの期待がかかりましたが三ゴロ、山下朋・三鍋も倒れ三者凡退。9回は長江、昨春のフレッシュリーグ では四球で自滅してくれた相手でしたが今回は3人で抑えられ試合終了となりました。

東大 - 明大 1回戦
T 101 000 000 2
M 115 020 00X 9
T ●宮本-有坂-小林-濱崎
M ○森下暢-竹田-磯村-長江

50安打への道

辻居(3年) 本日 3安打 (1HR) → 通算 17安打 (2HR)
三鍋(4年) 本日 1安打 → 通算 14安打

辻居の先頭打者ホームランは 濤岡以来 24年ぶりの快挙。次は初球での達成に期待がかかりますが、裏の攻撃では浜田監督が選手時代に達成しているだけに、東大史上初となるプレーボール直後の一発を狙ってほしいですね!

100奪三振への道

有坂(4年) 本日 1奪三振 → 通算 25奪三振
濱崎(3年) 本日 1奪三振 → 通算 18奪三振



続いて第2試合のH-R、先発は菅野と田中誠。立教は峯本がセカンドで今季初スタメンも、初回ブルペン付近へのファールボールを深追いし、ライトと交錯して転倒…。おぶられてベンチに下がり、治療を受けてセカンドに駆け出すも、定位置まで辿り着けず痛みを訴えて交代……。いきなりのアクシデントとなりましたが、後輩の三井が2回、ライトポール際に特大の先制弾!プロ顔負けの一打で暗雲を振り払うと、さらに藤野・田中誠のタイムリーと畳み掛けて3点を先制します。
援護を受けた田中誠は7回まで法政打線を0に抑え、8回からは中川。定番の継投であと1人まで漕ぎ着けますが、このままでは追われない法政は中山がライト線への2ベースで出ると、途中からサードに入っていた福田がライトに2ラン!さらに相馬もヒットで続き同点の走者が出塁するも、最後は毛利が中飛に倒れ試合終了。立教が辛くも逃げ切り先勝しました。