カナダから遥々お越しのブリティッシュコロンビア大学との親善試合を観てきました。先に行われた慶應との交流は慶大グラウンドで行われたようですが、こちらは何とハマスタを用意。また両チームの応援のため、横浜隼人の部員たちも駆けつけてくれました。試合の前にまずはセレモニーが始まり、オノ学長・五神総長によるスピーチ、イチ公も交えての記念撮影、そしてユニフォームを交換しての始球式が行われました。
  

そして試合開始。東大の先発は小林大、初回は2三振を奪い三者凡退と侍ジャパン勝利投手の名に恥じない順調な立ち上がりを見せると、その裏打線はUBC先発のスピーリングから笠原新堀の連打でチャンスを作り、1死から三鍋がセンター前に落ちるタイムリーで先制。2回にも死球で出た梅山を1塁に置き、またも笠原が左中間を破るタイムリー3ベース!2年ぶりハマスタで大いに躍動して試合の主導権を握ります。
小林大は2回の2死1・2塁も後続を投ゴロで凌ぎ、3回も先頭打者に三ゴロを打たせるも、これを石元が高投…。続くヴルカーノ・ソーパーに連打を許して無死満塁となると、オアーはファースト青山の頭を越すタイムリー、バルクはサードへのゴロも石元の処理がもたつきイムリー内野安打で同点。その後2死まで漕ぎ着けるも、ウェガーにレフト前タイムリーを許して2点を勝ち越されます。
逆転を許した直後の攻撃もあっさり2死となり、流れはUBCに…と思いきや青山が右中間真っ二つの2ベースで出ると、続く井上の三ゴロが悪送球を誘って青山が生還。さらに山下朋死球で1・2塁となったところで、代走伊津野が意表を突く三盗を仕掛けると、送球が逸れてレフト前に抜ける間に伊津野生還!UBCの守備の乱れに乗じて同点に追いつきます。
序盤はあたふたした展開も4回以降は落ち着き、新堀笠原の息の合ったプレーで併殺を取るなど4・5回を無失点に抑えて小林大は降板。6回に登板の坂口は1死1・3塁のピンチも後続を三振一直に抑えて切り抜けますが、打線もUBC2番手のバンデンブリンクの前に抑えられ、同点のまま試合は7回へ。規定によりこの回が最終回となり、表は宮本が3人で抑えて負けは消滅。裏にサヨナラを賭けましたが、UBC3番手ラフォレストの荒れながら球威のある投球の前に大音三振、大崎遊ゴロ、馬場高三振で試合終了。交流戦の初戦は互いに譲らず引き分けとなりました。