用事を済ませてから神宮に到着すると、第1試合のM-Hは同点のまま9回裏、2死2塁という緊迫した場面。法政は4番手の菅野が150km/hを計測して追い込むも、代打北本の打球は詰まりながらも内野の後方へ。走者はスタートを切っており、これはサヨナラ間違いなし…と思いきやセンター舩曳が猛然とダッシュしてダイビングキャッチ！超ファインプレーで絶体絶命のピンチを救い、引き分けに持ち込みました。
続いて第2試合、先発は小林大と田中誠。小林大は初回先頭の種田をライト前で出すと盗塁を決められ、2死から三井のセンター前タイムリーで失点。しかし峯本を投ゴロに仕留めて最少失点で切り抜けると、2回以降は立ち直り、立教打線にヒットすら許さずゼロを並べ続けます。一方の打線は春に3安打のみに終わった田中誠に対し、初回からヒットを量産。4回三鍋岡の連打で得たチャンスは青山5-4-3で潰したものの、続く5回に四球で出た宇佐美舜が盗塁を決めて1死2塁とすると、笠原の打球は前進守備の三井の遥か上を行く2ラン！右打席での初ヒットは何とリーグ戦初ホームランとなり、逆転に成功します。
援護を受けた小林大はその後も崩れず、5回は伊藤智笠井を連続空振り三振、6回は2死から飯迫に初回以来のヒットとなる2ベースを許すも三井申告敬遠から峯本を二ゴロ。7回は田中誠の代打荒井を二ゴロに仕留め、ついに勝利まであと2イニングに迫ります。そして8回表、田中誠に代打が出されたことで立教の2番手は中川。左から右、上から下へと目先を変える継投でしたが先頭辻居は物ともせず猛打賞となるセンター前。余裕で盗塁を決め、2死2塁の場面で青山に代えて代打梅山。期待に応えてレフト前に弾き返し、辻居はホームに突入も、7-5-2の中継が間に合いホーム憤死…。絶好のダメ押しチャンスを逃します。
小林大は7回までで102球。過去の経験からしても十分に続投可能な球数でしたが、ブルペンで調整を続けていた有坂に交代、ファーストには岩田を入れて逃げ切りを図ります。しかしその矢先、先頭種田の大飛球はフェンスに張り付いた宇佐美舜の頭上を越える同点弾…。さらに松崎にはセーフティから盗塁を決められ、飯迫は二ゴロも焦った新堀が悪送球、岩田も止められず勝ち越しを許してしまいます。その後2度の申告敬遠で満塁策を取るも、伊藤智に右中間を破る走者一掃のタイムリーを許し、有坂はバントによる1アウトのみでKO。急遽宮本がリリーフも、中川種田に連続タイムリーを浴び、この回7点ものビッグイニングを作られてしまいます。
リードが一転6点ビハインドとなり迎えた9回の攻撃、リーグ戦初打席の代打石元はいい当たりもサード正面のライナー…。その後岩田死球、笠原センター前でチャンスを作るも、最後は新堀が三振に倒れ試合終了。勝利の拍手にまで持ち込んだものの、勝利の女神は微笑みませんでした。
東大 - 立大 1回戦 T 000 020 000 2 R 100 000 07X 8 T 小林大-●有坂-宮本 R 田中誠-○中川
50安打への道
笠原（2年） 本日 2安打 (1HR) → 通算 5安打 (1HR)
辻居（3年） 本日 3安打 → 通算 27安打
三鍋（4年） 本日 1安打 → 通算 20安打
岡（2年） 本日 2安打 → 通算 18安打
梅山（2年） 本日 1安打 → 通算 2安打
小林大（3年） 本日 1安打 → 通算 6安打
