夏並みに人気がインフレして入場制限がかかることを恐れて早く宿を出ていたものの、どうやら杞憂だったようで、難無く外野上段の席を確保。1時間ほど待ち、ついにセンバツの開会式が始まりました。平成を代表する槇原敬之氏の楽曲に乗り、優勝旗を返すためだけに来た大阪桐蔭に続いて各出場校が入場。全校出揃った後、耳をつんざくような火薬音とともに校名幕が出現!生で観るのは初めてで、火薬の匂いと相まって大迫力でした。
  

開会式が終わるなり阪神園芸の働きでグラウンドはすっかり試合モードに変わり、いよいよ開幕戦、呉vs市和歌山が開始。呉先発の沼田仁に対し市和歌打線は初回無死1・3塁のチャンスを作ると、緒方のゴロを呉のサード池田がよく捕り5-4-3の併殺に持ち込んだもののその間に先制。市和歌はその後も塁上を賑わせ、5回には1死1・2塁から緒方のタイムリーで追加点を挙げると、さらに2死1・2塁から米田がセンター前に運ぶも、呉のセンター沼田歩の好返球でホームタッチアウト!沼田仁は5回までに7安打を許す苦しい展開も、瀬戸際でよく耐えて接戦に持ち込みます。
一方市和歌先発の左腕岩本は緩急自在のピッチングで6回までノーヒット。7回も死球で走者を出しつつも2死2塁まで漕ぎ着けますが、初回好守の池田がライト前に運び代走真田が生還!市和歌のチーム初安打がタイムリーとなって1点差に追い上げると、9回には5回好守の沼田歩が右中間を破る3ベースで1死3塁。絶好のチャンスに続く真田はスクイズを敢行、キャッチャーが捕球しタッチを試みるも沼田歩が絶妙に掻い潜りセーフ!呉が土壇場で追いつき、試合は延長に突入します。
10回は双方無得点に終わり、スコアボードも20回まで表示されてタイブレークの準備万端。11回表の呉は三者凡退に終わると、その裏の市和歌は山田がヒットで出塁し2塁に進むもはや2アウト。徐々にセンバツ史上初のタイブレークへの期待が高まってきましたが、続く片上がセンター前に弾き返し、浅い当たりだったものの山田は敢然とホームに突っ込み生還!劇的なサヨナラ勝ちで市和歌山が開幕戦を制しました。