西日本の旅 最終日

旅の最終日は草津宿からのスタート。大昔に滋賀ブックオフツアーで訪れて以来の草津線に乗り、貴生川で信楽高原鐵道に乗り換え。こちらはICOCA非対応なため出場用の改札機がホーム上に置かれていましたが、待ち行列が出来ることを想定してか、駅員もいないのに設置されている柵がシュールでした。
  

信楽線に乗って終点の信楽に到着。いきなり駅のホームで狸の集団の歓迎を受け、街中もさすが焼き物の町らしく、到るところに大小とりどりの信楽焼。もし狸を人口に数えて良いなら甲賀市政令指定都市になれるのではと思わせるほどの狸尽くしでした。
  

…と楽しいことばかり書ければ良いのですが、一方で忘れてはならないのが嘗ての大事故。貴生川と紫香楽宮跡の駅間は視界が森で遮られる上にカーブ続きで、そこで安全が疎かになれば致命的な事態になるよなあと改めて実感。過ちを二度と繰り返すこと無く、未来へ走る鉄道として長く続いていってほしいと強く思った次第です。

貴生川に戻って草津線の残り区間を乗り、終点の柘植に到着。滋賀・三重のJRを同時に完乗を果たし、続いて関西本線紀勢本線名松線と乗り継いで一志に下車。浜田から一続きの出札補充券が無事役目を終えたことで、松阪で買っていた牛肉弁当でささやかに打ち上げました。
   

そして川合高岡から岐阜・愛知行脚の足跡を残しつつ帰りの新幹線へ。豊橋から乗ったひかり自由席が大混雑で1時間立ちっぱなしという誤算はありましたが無事到着し、今回の旅もお開きとなりました。