相模原の2試合がともに2時間足らずで終わったことで、余裕を持って神宮に到着。ここまで2勝2敗、勝った方が優勝となる日米大学野球の最終戦の始球式はなんと高橋由伸氏!監督の重責からも解放され、本当に楽しそうに鋭いストライクを投げ込みました。
 

日本の先発は森下暢。この大会3回目の先発ながら初回を軽く三者凡退に打ち取ると、その裏アメリカ先発ニカイジーに対し先頭の宇草がセンター前で出塁し、児玉送って柳町のピッチャー強襲タイムリーで先制。4回には2番手ウィルコックスの制球難につけ込み1死2・3塁のチャンスを作ると、3番手ブラウンから海野丸山の連続タイムリーで3点を挙げてアメリカを突き放します。
援護を受けた森下暢は5回までをバントヒットの1安打に抑える完璧な投球を魅せ、6回から2番手佐藤隼に継投。先頭をエラーで出し1死1・2塁からトルケルソンにレフト前タイムリーを許すも、3塁を狙った一塁走者を刺して1点に留めると、7回もヒットで出した走者を4-6-3で掃除して2回無失点。打線もこれに応え、その裏に4番手のアボットから先頭丸山がセーフティをまんまと決めると、宇草のタイムリーと牧の犠飛でダメ押しの2点を追加します。
リードを5点に広げ、8回は吉田が3人で抑えると、9回を任されたのは伊藤。トルケルソンを空振り三振、キースタッドを一ゴロ、そしてマーティンを二飛に打ち取り試合終了!日本が3大会ぶりとなる優勝を果たしました。

最優秀選手は森下暢、敢闘賞はウィリアムズ、首位打者は.500(=6/12)で柳町、最優秀投手は9回を投げ防御率0.00の早川。厳しい戦いの連続でしたが、生田監督をはじめチーム全体が勝ちにこだわる姿勢を貫いたことで、見事優勝という結果を残すことができました。このメンバーが再び神宮に集い、高校代表を相手に戦う壮行試合が今から楽しみですね!