早くも今日がヤクルトの今季最終戦。ヤクルト先発の小川は序盤走者を背負い続けるも要所を抑えて乗り切り、巨人先発の山口はヒットを許さず快調に三振を量産。0-0のまま迎えた8回表、3イニング目に入ったヤクルト2番手高橋に対し山本が死球で出ると、2アウトから岡本がレフトにライナーを放ち、飛びついた山崎の上を越える先制タイムリー!ようやく均衡を破ります。
待望の援護を貰い、2度目の大記録まであと6人まで迫った山口。先頭の廣岡を簡単に追い込むも、ピッチャー返しがそのままセンター前へ…。球場が歓声と溜息に包まれる中降板、古川に交代も、ヤクルトはこの隙を逃さず、古賀のヒットと荒木の遊ゴロで追いつきます。
そして9回に入り、ヤクルトはマクガフを投入も、先頭の増田大がフェンス直撃の2ベース。小林三振で1アウトとなった場面で、満を持して阿部が代打で登場。今季で引退とは思えぬオーラに気圧されたか2ボールとなったところで、ベンチが動き申告敬遠…。案の定スタンドはブーイングに包まれましたが、その後満塁のピンチも陽を三振に仕留めて何とか切り抜けます。
そして試合は延長へ。10回表は今季68試合目の登板となった梅野が三者凡退に抑えると、その裏先頭の廣岡が2割に乗せるヒットで出塁、古賀送って1死2塁。代打の中山は中飛に倒れるも、続く太田がライト線に弾き返すサヨナラタイムリー!勝ちに拘った采配が功を奏し、ヤクルトが今季最終戦を勝利で飾りました。

試合後は青木から阿部に花束の贈呈が行われた後、最終戦セレモニーの開始。まずは今季を振り返るVTR、順調な出だし→悪夢の16連敗→そんな中で見えた光明というほぼ予想通りの流れを堪能し、続いては小川監督からの挨拶、そしてファンからの花束贈呈でお開き。今季の戦いも斯くして幕を閉じました。