今年も恒例の京王駅弁大会→特急列車の旅へ。このシリーズもはや10回目を迎え、主だった特急はほぼ乗り尽くしてしまった状況で、苦肉の策で選んだのは成田エクスプレス。まずは手裏剣の人参や忍の字が入った玉子の乗っかった忍者すき焼き&ステーキ弁当、続いては銚子電鉄が経営状況のまずさをネタにして繰り出してきた鯖威張る弁当、さらには駅弁どころか駅弁大会での購入ですらないザクのパストラミフォカッチャと、どれも大満足の一品でした。
 

その間にも電車は大崎からスルッと横須賀線に入り、東京からはノンストップで空港第2ビルへ。一緒に降りた乗客のほぼ全員がターミナルに向かう中、背を向けてバスに乗り換え、航空科学博物館に到着。
 

無限に時間を吸われそうなファーストクラスシートの誘惑を振り切って諸々の展示や展望室からの眺めを堪能し、さて外に出ようかというところで出口付近に見慣れない募金箱を発見。力の釣り合いによりコインが倒れないまま穴に吸われていくとのことで、まんまと釣られて1円、5円、10円、50円、100円と立て続けに入れてしまいました。
   

続いては同じ敷地内の空と大地の歴史館へ。博物館が光であればこちらは影という感じで、農村地帯だった成田が闘争に巻き込まれていった様子をまざまざと見せつけられました。もし建設地の候補のひとつに挙がっていた木更津に作られていたならば、自分はどう育っていただろうかと考えてしまいますね…。その他にも今は無き富里の軽便鉄道の企画展示が行われており、往時の賑わいに思いを馳せました。
 

そして来た道を戻り、雨風で冷えた身体を温めるべく先月オープンした空の湯へ。飛行機の離発着も見える露天風呂に24時間利用可能な休憩所もありと、今後の海外旅行の際には大いに利用したい次第。十分に温まったところで、芝山千代田から京成経由で帰宅しました。