真夏の春季リーグ戦から1ヶ月で迎えた秋季リーグ戦。社会人対抗戦からスタメンを変えず、春に続いて開幕投手を任された井澤でしたが2回に羽根2ベースから送られ1死3塁。今までなら前進守備のケースでしたが今回は通常シフトで対応、後続を三ゴロ左飛に打ち取り見事ピンチ脱出!しかし3回にも鈴木2ベースから送られ1死3塁、またも通常シフトで対応も永廣に犠飛を打たれると、2死走者無しから四球と村田タイムリーでさらに失点、2点の先制を許してしまいます。
法政先発鈴木の前に4回まで無得点の打線は5回1死から代打井上慶が三遊間の深いゴロで懸命に走り内野安打をもぎ取ると、代走中井が今年チーム初の盗塁成功。さらに梅山のゴロがエラーを誘って2死1・3塁とチャンスが広がると、投球がバウンドしてダートサークルから出た隙を見逃さず中井生還!その裏暴投で1点を失うものの、井澤は自己最長の6回を投げ3失点と試合を作ります。
そして2点ビハインドのまま迎えた8回、先頭の笠原がこの日初めて外野に抜けるライト前ヒットで出るとすかさず盗塁を決め、水越の二邪飛で判断良くタッチアップし1死3塁。続く石元の打球はレフト正面のライナー、浅めの当たりも笠原はホームに突入、ジャンプしたキャッチャーの下を掻い潜るスライディングでセーフ!好走塁で再び1点差に詰め寄ります。
しかし代わった山下輝に後続を断たれると、その裏四死球とバントで1死2・3塁のピンチ。ここでついに前進守備を解禁も、大柿にライト前に落ちるタイムリーを浴び追加点を許してしまいます。9回も続投の山下輝の前に無得点に終わり、足で得た2点も空しく惜敗に終わりました。

東大 - 法大 1回戦
T 000 010 010 2
H 002 010 01X 4
T ●井澤-小宗-奥野
H ◯鈴木-山下輝

50安打への道

笠原(4年) 本日 1安打 → 通算 24安打
大音(3年) 本日 1安打 → 通算 12安打
井上慶(3年) 本日 1安打 → 通算 6安打

100奪三振への道

井澤(2年) 本日 4奪三振 → 通算 13奪三振



続く第2試合はM-W、予想通り入江と早川の先発で始まった試合はともに最速150超えの投げ合い。しかし早稲田は初回岩本丸山の連続タイムリーで先制すると、5回にも4点を挙げ入江をこの回限りでKO。ベンチを外れた中川卓・蛭間に代わり起用された丸山・野村の活躍で、序盤から大量リードを奪います。
一方の早川は初回西川にヒットを許して以降は走者すら許さない圧巻の投球。球速こそ最速152km/hと抑え目も順調に三振を積み重ね、9回2死までで16奪三振。自身初の完封も目前でしたが、力んだか藤江をこの日初めての四球で歩かせると、初回ヒットの西川にタイムリー2ベースを許し完封消滅…。しかし最後は丸山を三振に仕留めゲームセット、圧巻の17Kで早稲田が開幕戦を制しました。