3年ぶりに真夏の開催となった都市対抗へ。新調されたオーロラビジョンをどう活用するのかが個人的楽しみの1つでしたが、早速試合前の地引10年連続出場表彰が情報量豊かなものに。さらに選手紹介の顔写真も引き伸ばされ、ただでさえでかい中田が一段と迫力満点でした。
 

昨年優勝の東京ガスが益田、JR東海が戸田の先発で始まった開幕試合は東京ガスが再三走者を溜めながらゲッツー等で潰す不完全燃焼が続くも、ようやく5回先頭の相馬がライトポール際にホームラン!大学通算0本の男の一発で先制するも、戸田は後続の3人を打ち取り崩れる予感は無し。しかし6回に小野田がセンターへの2ベースで出塁したところでJR東海ベンチが動き、戸田から川本に継投。付け入りたい東京ガスは7回笹川相馬の連打で無死1・2塁と絶好のチャンスを作るも、馬場のバントが猛チャージした中田の正面に転がり三封、続く北本ショート正面のライナーで走者戻れず併殺…。追加点が遠い嫌な展開が続きます。
それでも益田は崩れず8回も0に抑えると、その裏3番手の喜久川から小林がヒットで出塁。楠倒れてさらに補強の4番手近藤に継投したところを小野田2ベースと死球で1死満塁と攻め立て、代打建部がレフト前に値千金の2点タイムリー!近藤をKOし、5番手の古田からも冨岡が犠飛JR東海の継投を咎めてダメ押しの3点を追加します。
援護を受けた益田は9回も続投。1・2塁のピンチを招き中田には痛烈なピッチャー返しを浴びるも、バウンドが上手い具合に相馬の正面に転がり、そのまま2塁を踏んで試合終了。益田の散発5安打の完封で、東京ガスが連覇に向けて好発進を果たしました。