オールスターゲーム2022 in 愛媛

12年ぶり のスタジアムはスコアボードがフルLED化されており、それを用いた演出が盛りだくさん。まずはオープニングイベントとして六校応援団によるパフォーマンス。さながらミニ六旗という感じで、最近本家六旗になかなか行けていない立場から有難く楽しみました。
 

そして開会式。選手・コーチ・マネージャー・選手の入場、諸氏の挨拶、花束・記念品の贈呈、記念撮影と来て、いよいよ始球式。まずは六校の校友会のメンバーが一度に投げた後、改めて投手はマドンナジュニア愛媛の能智さん、捕手は今回唯一の愛媛出身として選出された法政の村上。道原相手に見事空振りを奪いました。
   

瀬戸内Oceansが荘司、石鎚MOUNTAINSが加藤の先発で始まった試合は荘司が初っ端から村松に対し151を出すと、浦に対し155、そして蛭間への初球が157!4日後に高校代表との壮行試合を控えているため1イニングだけの登板でしたが、観客を大いに沸かせました。2番手は増居がヒットを打たれつつも2イニングを無失点に抑えるも、3番手の島田が先頭の上田にもう少しでバックスクリーン弾となるフェンス直撃2ベースを浴びると、1死満塁から印出の犠飛と宗山のタイムリーで3失点。3番手の鈴木も齊藤にタイムリーを許し、石鎚ペースで試合は進みます。
一方の瀬戸内は加藤に対し初回廣瀬が内野安打と悪送球で2塁に進むも、直後のフライで飛び出しゲッツー。その後は篠木→村田→母校が悲願の甲子園優勝を果たした伊藤→尾崎の継投の前に三者凡退が続いているうちに、7回登板の外丸が1死満塁から吉納に右中間真っ二つの走者一掃タイムリーを許し、決定的な3点が入ります。
それでも8回、瀬戸内は先頭の山田健がレフト前にクリーンヒット。初回以来の走者を出すも後続倒れ無得点に終わりますが、その裏お待ちかねの井澤が登板。まずは宗山から空振り三振を奪うと、144km/hを村上にレフト前に弾き返されたものの、浦を142km/hで空振り三振!そして続く蛭間もオールスターらしくフルスイングで応えた後、ズバッと141km/hで見逃し三振!!アウトすべてを三振で奪い、偉人の偉人たるところを見せつけました。
そして石鎚はクローザー蒔田が登板も、先頭松岡が意地のライト前!続く朝日四球でチャンス拡大も、阿久津三振、廣瀬6-4-3で試合終了…。15安打を放った石鎚に対し瀬戸内は廣瀬・山田健・松岡と各校単打1本ずつの3安打のみで、石鎚の快勝に終わりました。

試合終了後は閉会式。石鎚の田中監督・村上へのインタビュー、西山先輩理事による挨拶を経て、法政応援団の柴山団長によるエールで〆。まさに「球宴」、夢のようなひとときも終わりを告げました。
  

さて後は宿に向かうだけ…でしたが、松山方面の乗客がホームの階段下まで大行列。ふと行きのことを思い出して不穏な予感がしましたが、案の定来たのはまたも1両編成…。阿鼻叫喚の様子を横目に見ながら、一方私は伊予市に宿を取るという好判断(自画自賛)をしていたため、悠々と逆方面の列車に乗車。無事に宿に到着し、温泉で汗を流して眠りに就きました。