3年ぶりに開催されたU-18日本代表の壮行試合を観にZOZOマリンへ。試合前の練習中にはオーロラビジョンに 3年前 の高校・大学代表からプロ入りした選手の映像とメッセージ。大学代表だった牧が今や日本を代表するセカンドに成長しただけに、高校代表だった森も負けじと奮起して日本一の二遊間を形成してほしいですね!
 

先発は大学代表が荘司、高校代表が香西。松山からの転戦となった荘司は球が高めに浮きがちで、安田野田に連続四球でピンチも最速151km/hで押して無失点。するとその裏先頭の矢澤が四球で出塁し、2死3塁から蛭間がレフト前に軽打して大学が先制。さらに萩尾四球で2死1・2塁も杉澤三振で1点に終わると香西立ち直り、最速127km/hながら絶妙な出し入れで2・3回と3人斬り。宗山矢澤を連続三振に打ち取った姿は軟投派の真骨頂でした。
荘司は2回無失点で降板し、2番手は篠木。高校以来の凱旋登板で3回は三者凡退も、4回1アウトから内海が右中間の最深部に突き刺さるホームラン!ここを本拠地としているプロ野球チームでもそうそう見ない豪快な一発で高校が同点に追いつくと、5回にも3番手の菊地から先頭光弘がライト前、続く赤堀のバントがエラーを誘って無死1・2塁。一気に畳みかけるチャンスでしたが、浅野が4-6-3、安田三振で勝ち越しならず。双方譲らず5回を終了、インターバルで花火が打ち上がりました。
 

再開後の6回裏、高校は3番手で森本が登板。地元市船ということで大声援を受けるも、先頭蛭間2ベース、上田希四球で無死1・2塁。そして森下の打球は地を這うようにショートを襲うも、光弘がショーバンで捕球してセカンドに転送して1アウト、そして蛭間が2塁に戻りかけたのを見ていた赤堀がサードに転送して2アウト!急造のチームとは思えぬコンビネーションで2死3塁のところを2死1塁に持ち込みましたが、続く野口が右中間を破るタイムリー。結果的には1塁でも3塁でも関係無く、大学が勝ち越しに成功します。森本は7回も続投も、廣瀬のタイムリーと蛭間の併殺崩れで2点が入り、大学のリードは3点に。
それでも高校は8回山田が登板すると、アウト3つを三振で奪い無失点。回が進むにつれて迫力を増す習志野高校の応援を受けて9回の攻撃に臨み、クローザーとして登板の曽谷から渡部が左中間を破る2ベースを放って追いすがるも、後が続かず試合終了。今回もまた大学代表が先輩の貫録を見せつけました。

試合後は壮行セレモニー。馬淵監督と山田キャプテンによる挨拶はどちらも簡潔かつ強い印象を与え、まさに全来賓が見習うべきものでした。遠くフロリダの地での大会になりますが、健闘を期待したいですね!