前回の日記が万が一「野球使いなら素の知識で勝負すべき」という風に受け取られると何なので、一応フォローを。時折耳にするこの「素の知識」というフレーズ、まああるに越したことは無いのでしょうが、かといって金科玉条の如く有難がるようなものでもないでしょう。このゲームを通して得られた知識も立派な知識には変わりないわけで、時間が許す限りどんどん回収していけばよいと思います。
ただ、その際に問題とその答えだけではなく、その周辺の事柄もついでに調べておくと面白いよね、という話で。自分の場合、高校野球検定をやる前はずっと「PLの監督といえば中村さん」という認識で、夏初優勝のときの鶴岡監督のことは検定の線結びの問題を見て初めて知った次第。そこで調べてみると、 PL鶴岡監督=法政山本監督 という(自分にとっては)衝撃の事実が。続いて Wikipediaの項目 を見て、長い脚注2.の中の 最後のシーズンに東京大学に勝ち点を落としたため解任されたとの俗説も一部で流れたが、前述のとおり任期満了による退任である。 の部分を改めて感慨深く眺めたのでした。この例は些か極端なものではありますが、ただ一般論としても、調べ物が脇道に逸れる中で得られる小さな知識を積み重ねていくことで、単に問題と答えを1対1で覚えるよりもずっと多くの知見が得られるのではと思います。
しかし法政もここ5季優勝から遠ざかっているわけで、再び4年間優勝無しの学年を作らないよう、あと2年のうちに是非奮起して優勝してほしいところです。さもないと「六大学で最多優勝の大学は…」の四文字問題がほぼ確実に嘘問になってしまうので。これで今回はオチをつけたつもりなのですが、最初に言わんとしていたことと結論が異なるのはいつものことです。