明日は色々慌ただしくなりそうなので今のうちに年末の挨拶を。今年は新規乗り潰し路線無し、新規開拓球場も足利市だけ、ただ献血の回数は着実に積み重なっていくという、年頭には全く想像していなかった1年になってしまいました。
しかしそんな中でも春秋のリーグ戦や都市対抗をやり遂げたことは来年に向けての明るい話題。しばらくは我慢の日々が続くでしょうが、また心置きなく出かけて野球を観たり温泉に浸かれるようになる日が待ち遠しいですね!
歴代勝利・ホームラン一覧2020
今年もあと一歩のところまで迫った勝利を掴むことは出来ず、チームとしてセンター返し狙いを掲げたことでホームランも最終戦までゼロ。下表の一番左の列の更新だけで終わってしまうのか…と覚悟を決めつつあったところで石元が有終の美を飾るホームラン!史上初となる2年連続3発コンビの誕生となりました。
入学 | 勝利投手 | ホームラン |
1925年以前 | 東(16) 内田(2) | 東(5) 清水(2) 矢田(1) |
1926年 | 野本(2) | 野本(1) |
1927年 | 遠藤(3) | なし |
1928年 | なし | なし |
1929年 | 木越(2) 古舘(1) | 広岡(1) |
1930年 | 高橋(7) 笠間(1) | なし |
1931年 | なし | なし |
1932年 | 梶原(5) | 梶原(1) |
1933年 | 篠原(3) | なし |
1934年 | なし | なし |
1935年 | 久保田(6) | 津田(1) |
1936年 | なし | 野村(2) |
1937年 | 由谷(5) | なし |
1938年 | なし | なし |
1939年 | 佐藤(3) | なし |
1940年 | 岡本(1) | なし |
1941年 | なし | 樋口(1) |
1942〜46年 | 山崎諭(12) 岩佐(6) 山崎喜(1) | 澤田(1) 木暮(1) |
1947年 | なし | 加賀山(4) 伊藤(3) 佐藤(1) |
1948年 | 島村(7) 後藤(2) | なし |
1949年 | 由良(2) | 岡部(1) |
1950年 | 蒲池(6) | なし |
1951年 | 三笠(3) | なし |
1952年 | なし | なし |
1953年 | なし | なし |
1954年 | 吉田(7) | なし |
1955年 | なし | 矢部(1) |
1956年 | なし | 渡辺克(1) |
1957年 | 岡村(17) 樋爪(1) | 片桐(1) |
1958年 | なし | なし |
1959年 | なし | なし |
1960年 | なし | 安部(1) |
1961年 | 新治(8) | なし |
1962年 | なし | なし |
1963年 | 井手(4) | なし |
1964年 | 柳町(2) | なし |
1965年 | 橘谷(3) | 小笠原(1) |
1966年 | 石渡(1) | 早川(1) 渡辺(1) 小林(1) |
1967年 | 門松(4) | 橋本(2) |
1968年 | 岩城(1) | なし |
1969年 | 入試中止 | 入試中止 |
1970年 | 早川(3) | 喜多村(1) 相川(1) |
1971年 | 御手洗(4) 山本(3) | 河野(2) |
1972年 | なし | 平尾(4) 渋沢(2) 遠藤(1) 春日井(1) |
1973年 | 大浦(1) | なし |
1974年 | 西山(8) 中澤(3) | なし |
1975年 | なし | 野村(1) |
1976年 | なし | 大石(1) 福山(1) |
1977年 | なし | 榊田(1) |
1978年 | 大山(10) 国友(2) 水原(1) | 下嶋(6) 中野(2) 大久保(1) 国友(1) 石井(1) |
1979年 | なし | 中村(1) 小田口(1) |
1980年 | 大小田(3) | なし |
1981年 | 大越(8) | 朝木(4) 八重樫(3) 大越(1) 立迫(1) |
1982年 | 市川(7) 中村(1) | 草刈(6) 桜井(2) |
1983年 | なし | 浜田(5) |
1984年 | 大澤(1) | 石竹(2) 岩本(2) 笠間(1) |
1985年 | なし | なし |
1986年 | なし | 石井(1) 斎藤(1) |
1987年 | なし | 青野(2) 小林実(1) |
1988年 | なし | 吉江(1) |
1989年 | 今西(1) | 礒根(2) |
1990年 | 松本(2) | 肥田(2) 古川(1) |
1991年 | 尾崎(3) 黒川(2) | 濤岡(4) 北村(3) 石田(2) 片山(1) |
1992年 | 高橋(7) 佐治(1) | 沢田(3) 間宮(2) |
1993年 | なし | 小原(3) 大山(1) |
1994年 | 岡(1) 林(1) | 丸山(3) 村田(2) 濱田(1) 佐藤(1) |
1995年 | 氏家(3) | なし |
1996年 | 遠藤(8) | 須貝(2) 伊藤(1) 仲戸川(1) |
1997年 | 井上(1) | 酒井(1) 武藤(1) |
1998年 | 児矢野(1) | 児玉(5) 山口(1) |
1999年 | 浅岡(2) | なし |
2000年 | なし | 河原(1) |
2001年 | 松家(3) | 木曽(3) 杉岡(2) |
2002年 | 木村(2) 松岡(1) | 北野(1) |
2003年 | 升岡(1) | 升岡(1) 富田(1) |
2004年 | 楠井(1) 重信(1) | なし |
2005年 | なし | 大坪(1) |
2006年 | 鈴木(2) | 高橋(1) 鈴木(1) |
2007年 | なし | 鬼原(1) |
2008年 | なし | 岩崎(1) 田中(1) |
2009年 | なし | 舘(1) |
2010年 | 鈴木(1) | なし |
2011年 | なし | 有井(2) |
2012年 | なし | 白砂(1) |
2013年 | なし | 山本克(2) 喜入(1) |
2014年 | 宮台(6) 柴田(1) | 田口(4) 楠田(4) 山田(3) |
2015年 | 有坂(1) | 竹中(1) 宇佐美(1) 三鍋(1) |
2016年 | 宮本(1) | 新堀(3) 辻居(3) 宮本(1) |
2017年(現4年) | なし | 岡(3) 石元(3) 笠原(1) 梅山(1) |
2018年(現3年) | 現時点でなし | 大音(1) |
2019年(現2年) | 現時点でなし | 現時点でなし |
2020年(現1年) | 現時点でなし | 現時点でなし |
現4年生の卒部により、来年は勝利を経験したメンバーが不在の状況で開幕を迎えることに。勝利を知らぬ世代を二度と繰り返したくないというプレッシャーもかかるでしょうが、硬くならずに目の前の一戦一戦に実力を出し切ってほしいですね!
2020年まとめ(投手編)
100奪三振への道 2020年総集編
春は猛暑の下の1週間強でノーゲーム含め6試合をこなすという過密日程を乗り切ると、秋は各カード1試合は井澤が試合を作り、もう1試合は継投で凌ぐというスタイルを確立。継投が嵌った立教戦で歴史に残る勝ち点0.5をもぎ取るとともに、井澤も最終戦で自身初の完投を果たし、来年に向けて希望を残した年になりました。
井澤 (2年) 今年 25(=9+16)奪三振 → 通算 25奪三振
西山 (2年) 今年 16(=3+13)奪三振 → 通算 16奪三振
小宗 (3年) 今年 10(=1+9)奪三振 → 通算 17奪三振
横山 (4年) 今年 10(=5+5)奪三振 → 通算 10奪三振
奥野 (3年) 今年 10(=0+10)奪三振 → 通算 16奪三振
平山 (4年) 今年 5(=3+2)奪三振 → 通算 7奪三振
松田 (4年) 今年 2(=2+0)奪三振 → 通算 3奪三振
野村 (4年) 今年 3(=3+0)奪三振 → 通算 3奪三振
さらにリーグ戦の直後に行われたフレッシュトーナメントではリーグ戦未経験の投手のみで3試合をコールド無しで乗り切ったことで、来期のベンチ入り争いは一層熾烈な状況に。野手陣同様、来春の開幕が待ち遠しいですね!
2020年まとめ(打撃編)
50安打への道 2020年総集編
年間で規定打席に到達したのは大音・武隈・石元・笠原の4人でしたが、首位打者は昨年の石元に続き認定制度で早川(.243=9/37)。春終了時点で通算1安打も、秋には2度の猛打賞で途中まで首位打者を争う活躍を見せ、見事3割を達成。春の法政戦を院試で欠場したため規定に僅か1打席届かなかったのが惜しまれますが、最後に大輪の花を咲かせました。残りの二冠は石元(1本・9打点)、盗塁王は笠原・中井・梅山の3人が2盗塁で分け合いました。
大音 (3年) 今年 11(=3+8)安打 → 通算 19安打 (1HR)
武隈 (4年) 今年 10(=6+4)安打 → 通算 21安打
石元 (4年) 今年 9(=2+7)安打 → 通算 25安打 (3HR)
早川 (4年) 今年 9(=0+9)安打 → 通算 10安打
笠原 (4年) 今年 7(=3+4)安打 → 通算 27安打 (1HR)
中井 (2年) 今年 7(=3+4)安打 → 通算 7安打
宮崎 (2年) 今年 6(=3+3)安打 → 通算 7安打
安田 (3年) 今年 6(=1+5)安打 → 通算 9安打
岡 (4年) 今年 6(=1+5)安打 → 通算 33安打 (3HR)
水越 (3年) 今年 3(=3+0)安打 → 通算 3安打
井上慶 (3年) 今年 3(=2+1)安打 → 通算 6安打
梅山 (4年) 今年 3(=0+3)安打 → 通算 17安打 (1HR)
松岡泰 (2年) 今年 1(=1+0)安打 → 通算 1安打
森末 (3年) 今年 1(=1+0)安打 → 通算 3安打
林遼 (2年) 今年 1(=1+0)安打 → 通算 1安打
澁谷 (4年) 今年 1(=1+0)安打 → 通算 1安打
さて今まで長らく攻守を支えてきた野手陣がゴッソリ抜けることで、来年の開幕はすっかりフレッシュな面々で迎えることに。新背番号を見たところでは誰がレギュラーを勝ち取るのか予想が難しいところですが、今年出番の無かった1年生含め、激しい争いに期待したいですね!
第91回都市対抗野球大会 決勝戦
垂れ幕の上のくす玉は無し、始球式も無しと異様な雰囲気で始まったNTT東日本とHondaの決勝戦。沼田と朝山の先発で始まった試合は初回Honda先頭の吉田が四球で出ると盗塁を決め、佐藤のセンター前タイムリーで先制。しかしNTT東も直後に先頭笹川がヒットで出ると盗塁を決め、喜納のライト前タイムリーで同点。同じような攻めで1点を取り合って以降は両先発とも立ち直り、同点のまま試合は中盤に入ります。
そして迎えた5回裏、Hondaは3巡目に入った吉田が四球で出ると、津田もライト前で続き1死1・2塁。ここで間を取りマウンドに集まるも続投を選択しますが、続く井上が初球のチェンジアップを振りぬくと、打球はライトスタンドに飛び込む勝ち越しの3ラン!ここまで7三振を喫していた沼田のKOに成功します。
しかしNTT東も直後に小林四球と向山ヒットで無死1・2塁。ここで間を取りマウンドに集まるも続投を選択、またも同じ展開かと思いきや、送られた後に左飛右飛でピンチ脱出!チャンスでの攻めで明暗が分かれると、またも試合が落ち着き終盤へ。NTT東は2番手の熊谷が7回に1死満塁のピンチを招き降板も代わった堀が投ゴロ遊ゴロで凌ぎ、一方Hondaは朝山が7・8回と三者凡退に抑えます。
いよいよ試合は9回に入り、Hondaは8回1失点の朝山に代えて福島が登板。優勝への形作りを進めるも、NTT東先頭の代打楠が気迫のヘッスラで内野安打をもぎ取り出塁。さらに下川がライト前で続くも、3点ビハインドながら3塁を狙った楠が余裕の憤死…。NTT東の反撃ムードが一気に萎み、息を吹き返した福島は火ノ浦を三振、そして笹川も3球で空振り三振に仕留め試合終了!Hondaが11年ぶり(かずさマジックから補強の橘は2年連続)の優勝を果たしました。
橋戸賞は井上。11年前の長野先輩に続いて背番号10で栄冠に輝きました。久慈賞は向山、惜しくも父は超えられずも親子2代での受賞という快挙。小野賞はともに初のベスト8入りを果たした四国銀行と西部ガス、特別賞は本大会通算100勝達成のENEOS、首位打者は.500(=10/20)でHonda佐藤、打撃賞はHonda吉田、若獅子賞はHonda朝山・倉敷オーシャンズ廣畑・NTT西日本藤井。セガサミーベスト4の原動力となった大内も惜しくも受賞はなりませんでしたが、受賞者と遜色ない活躍ぶりで、JPアセット証券の名を大いに知らしめました。
そして閉会式も終わり、今年の社会人野球もこれにて終了。クラブ選手権や日本選手権、各地のJABA大会が中止になる中、最後の砦の都市対抗は見事完遂に漕ぎつけました。来年こそは観客と応援に囲まれての試合を春から冬まで楽しみたいですね!
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11月下旬にして今年初めての東京ドームへ。他の諸大会が中止になる中で開催に漕ぎつけた都市対抗、この日の第3試合はENEOSvs東邦ガス。柏原と辻本の先発で始まった試合は開始直後ENEOS先頭の田中がセンターに弾き返すも、大島が猛然と突っ込みダイビングキャッチ!しかし続く川口がライトポール際に豪快にぶち込み先制点を挙げます。
反撃に転じたい東邦ガスはその裏先頭の大島が左中間に鋭い当たりもレフト岡部のダイビングキャッチから三者凡退。2回は若林・水本のヒットで2死1・2塁も氷見が左飛に倒れ無得点。ENEOS1点リードのまま試合は中盤に入ります。
そして迎えた4回裏の東邦ガスの攻撃は先頭上内が内野安打で出塁すると続く若林が右中間に大飛球!上内は3塁を回ってホーム突入も素早いクッションボール処理から返球の前に本塁憤死…。さらに若林もホームランを確信してゆっくり走っていたため、無死2・3塁のはずが1死1塁となってしまい、その後2死1・3塁と再度攻め立てるも柏原から代わった西島の前に水本一ゴロ。川端のタイムリーで1点を追加された直後の5回には1死から飯田がセンター前に運び、2回目の出場で記念すべき東京ドーム初ヒット!も楽天ドラ3藤井の巧みな牽制に誘い出され挟殺…。6回の1死2・3塁も後続倒れ、無得点が続きます。
そのままENEOS2点リードで試合は8回へ。なおも続投の辻本でしたが川端ヒットと四球で2死1・2塁のピンチ。マウンドに集まった後に続投を選択するも、今日ここまで無安打の小豆澤が左中間を破る2点タイムリー2ベースを放ち、辻本はついに降板となります。
ヒット数ではENEOSを上回るも無得点が続いていた東邦ガスはその裏小林と比嘉のヒットで2死1・3塁とし、比嘉がセンター前に落ちようかという当たりも、小豆澤がセカンドから最短距離で背走しダイビングキャッチ!鉄壁の守りの前にまたも0点に終わると、ENEOSは直後に屋宜から四死球でチャンスを作り、代わった水田から篠原が右中間真っ二つの2点タイムリーでダメ押し。その裏を5イニング目の藤井が3人で抑え試合終了、大久保監督が復帰したENEOSが大会通算100勝の金字塔を打ち立てました。