先発は鈴木と竹林。ようやく今年初の神宮のマウンドに立った鈴木でしたが、いきなり辰巳・福富に連打を浴び、影山の内野安打で先制を許すと、山崎錬を歩かせ無死満塁。ここで阿加多は右飛、永井の肩で3塁ランナーを釘付けにするも、続く横尾の同程度の深さの左飛で生還を許し、さらに暴投でこの回3失点。本調子には遠いようでこの回限りで降板、初馬にスイッチ。
初馬は2・3回と無失点に抑えたものの、4回に押し出しの死球犠飛で2点を失い、この回限りで交代。5回からは香取、制球は昨日より安定したように見えましたが、2死から谷田にリーグ戦初アーチを浴びると、6回には山崎錬にまたもバックスクリーンへの2ランと一発攻勢に屈して降板。結局失点は2桁に達し、ゼロに抑えた回は初馬が投げた2・3回のみでした。
一方球がバラつく竹林を攻めあぐねていた打線は6回、先頭の永井がピッチャー強襲の今季初ヒット、西木が右中間を破って無死2・3塁のチャンスを作ると、成瀬がセンターに犠飛を放って今季チーム初打点。8回には仲井から成瀬が右中間を破る今季チーム初のタイムリーを放つも大量失点の前には焼け石に水で、竹林にリーグ戦初勝利を献上する結果となりました。

東大 - 慶大 2回戦
T 000 001 010 2
K 300 212 12X 11
T ●鈴木-初馬-香取-毛利-窪田
K ○竹林-仲井-福谷

50安打への道

永井(4年) 本日 1安打 → 通算 15安打
西木(3年) 本日 2安打 → 通算 4安打
成瀬(4年) 本日 1安打 → 通算 15安打

成瀬が犠飛とタイムリー2ベースで2打点。いずれも直前の西木の2ベースと死球による出塁を活かしての得点でした。西木が復帰したことで打線は多少なりとも厚みを増し、また香取も野手で使う必要が無くなったことで投手に集中できるはず。投打の上手い噛み合いに期待したいですね。


第2試合のM-H、先発は関谷と石田。先手を取ったのは明治でした。2回に1死2・3塁のチャンスを掴むも関谷がスクイズ失敗で三振、好機を逸したかと思いきや福田四球で満塁。ここで川嶋克が右中間を破る走者一掃の3ベース、さらに上本のタイムリーでこの回4点を先制。
その後は両チーム無得点が続くも、天候が徐々に不穏な雰囲気に。まずは不気味な雲が立ち込め、遠くには雷鳴が轟き、次いで急速な冷え込みと強風が発生。まるで昨春の 船本初勝利の試合 のようでした。そして9回表2死の場面でついに土砂降りの雨が降り出し試合中断も、その時とは違ってまさに通り雨だったようで、中断後10分も経たずに雨は止み試合再開。
依然として点差は明治4点リードのままだったものの、この中断後、試合の流れがガラッと変わりました。9回裏の法政最後の攻撃、7回から投げていた岡大が先頭に四球を与え降板、今岡がマウンドに上がるも、連続四死球で無死満塁。そして今季初スタメンの伊藤諒が左中間を破る走者一掃のタイムリーで1点差に詰め寄ると、なおも1死3塁から上戸が詰まりながらのレフト前でついに同点!法政にとっては勝ちに等しい引き分けで、勝ち点の行方は明日以降に持ち越されました。