今年もドームが熱くなる季節がやってまいりました。昨年の夏秋連覇に続き51年ぶりの夏連覇、さらには史上初の秋夏連覇を目指すJX-ENEOSの相手はNTT西日本。初動が遅れ到着時には既に5回が終了、先発の大城が梅津に被弾し2点のリードを許していました。
NTT西先発の吉元から点が奪えずにいた打線は6回裏、1死から井領四球、池辺ライト前でチャンス到来。山口は初球ポップも宮澤が四球で満塁となり、打席には山崎。ハマスタ、神宮と来て東京ドームに戦いの場を移した男の打球はライト線に落ちる同点タイムリー2ベース!勝負強さを発揮して試合を振り出しに戻します。
以後はNTT西が吉川、JX-ENEOSは三上→沼尾の継投でそのまま延長に突入。沼尾は8回途中の登板から10回までをパーフェクトに抑えると、その裏に1死から池辺が右中間を破りサヨナラのチャンス。代走に前田を送り、山田敬遠で1・2塁。宮澤の鋭い当たりはセンター景山の必死の背走に阻まれるも、続く代打山岡が三遊間を破り、前田は敢然とホームに突入。前進守備を敷かれている中で無謀なタイミングにも見えましたが、キャッチャーのタッチを神がかった動きで掻い潜り生還、サヨナラ!選手起用がピタリ的中したJX-ENEOSが苦しみながらも初戦を突破しました。