先発は双方3年生でリーグ戦初先発となる三木と田村。昨日は完璧なリリーフを魅せた三木でしたが、今日は先頭の大城をストレートの四球で歩かせると、佐藤拓に2ランを被弾…。2回は無失点も、3回先頭の大城を今度は0-2から四球、無死満塁となり酒井田の犠飛で追加点。なおも1死1・3塁で田中和の当たりは内外野間に落ちようかというところ、前進守備を引いていた飯田が懸命に背走してナイスキャッチ!続く中村圭の当たりも山田がバックしてキャッチ、1点に留めます。4回ようやく先頭打者を打ち取ったものの、続く田村にまさかのソロを浴び、この回限りで降板となりました。
三木降板後の2番手は柴田。その代わり端、二角の打ち取った当たりを太陽が目に入ってしまったか山田捕れず2ベースも、クリーンアップを打ち取って凌ぎ、6回も無失点。3番手は山本俊、最速147km/hで押して7回は三凡、8回は四球と袖野目測を誤っての2ベースで無死2・3塁のピンチも浅い中飛右飛に三振で無失点!昨日とは一転余裕すら感じる投球で、守備のミスを救いました。
一方打線は球がバラつく田村に対し早打ちが上手く行かず5回までノーヒット。6回ようやく長藤が2ベースを放つも後続倒れ、7回は楠田レフト前、山田四球で無死1・2塁のチャンスに田中送るも喜入生田連続三振で無得点。僅か1時間46分で2安打完封を喫し、長藤と小倉の山形東南対決もお預けとなりました。

東大 - 立大 2回戦
T 000 000 000 0
R 201 100 00X 4
T ●三木-柴田-山本俊
R ○田村

50安打への道

長藤(4年) 本日 1安打 → 通算 11安打
楠田(2年) 本日 1安打 → 通算 9安打

100奪三振への道

三木(3年) 本日 3奪三振 → 通算 12奪三振
山本俊(3年) 本日 2奪三振 → 通算 23奪三振



そして第2試合のH-Wは早稲田先発の竹内が序盤から法政打線に捕らえられ、初回こそタッチアップを好返球で刺して凌いだものの、2回1死3塁から若林が右中間を破るタイムリー3ベース、さらに暴投でこの回2点。3回にはバント処理をファンブルして傷口を広げる一人相撲で、早々と降板の憂き目に遭います。後を受けたのは小島、無死1・3塁ときつい場面での登板でしたが、1塁走者を牽制で刺すと、佐藤竜畔上を打ち取りピンチ脱出。1年生とは思えぬ落ち着きぶりで試合を立て直します。
一方法政先発の森田も好調早稲田打線を相手に見事なピッチングで6回まで無失点。自己最長の7回に入り2アウトを取るも、小島の代打渡辺に四球、重信は追い込んでから空振らせるも捕手が逸らし振り逃げとなり満塁、打席には河原。今日ここまでヒットが出ていなかったものの、このチャンスにライト線を破る走者一掃のタイムリー3ベース!ついに森田を捕らえて逆転に成功します。これで試合の流れは完全に早稲田に移り、8回は3本のタイムリーに法政の守備崩壊も手伝って一気に6点を奪いダメ押し。小島はリーグ戦初勝利、早稲田が連勝で勝ち点を挙げ優勝に大きく前進しました。