初動が遅れてしまい、神宮第二に到着したのは試合開始直前。続々とアップされるスタンドの様子に満員札止めも覚悟していましたが、ギリギリ最上段の立ち見に滑り込むことができました。まずは第1試合の国士舘vs早実、先発は深澤と中川。先手を取ったのは早実、2回1死2・3塁のチャンスに中川自らセンター前に弾き返し2点を先制すると、3回には清宮のライト前と連続四球で1死満塁から橘内・中川・横山のタイムリーにエラーや暴投も絡み、一気に5点を追加。序盤で大差をつけます。
追い上げたい国士舘は4回に3四球で1死満塁も、山下が痛恨の4-6-3。チャンスを逃したその裏に野村ソロと橘内タイムリーで2点を奪われ、続く5回裏もセカンドのトンネルから1死満塁。1点でも入れば即コールドという絶体絶命の状況で、国士舘は石井に継投。しかし小西にセンターに打ち上げられ、3塁走者はホーム突入も、センター真崎がドンピシャのバックホームでタッチアウト!見事コールドを阻止した石井は6回も続投し早実打線を三者凡退。7回の攻撃に望みを繋ぎ、石井門間の連打で無死1・2塁と攻め立てるも、上原が痛恨の4-6-3…。最後は前田が二飛に倒れ7回コールド9-0で試合終了、早実センバツに大きく前進しました。


続いて第2試合の日野vs日大三、先発は小林と櫻井。日野にとって2009・12・13夏など悉く甲子園を阻まれている因縁の相手に対し、2回無死2・3塁から暴投、4回2死2塁から三ゴロ悪送球で1点ずつ失ったものの、タイムリーは許さず食い下がります。
しかし打線が櫻井の前に点を奪えないまま迎えた5回、ヒット四球から送られ1死2・3塁のピンチ。日置は遊ゴロで2アウトまで漕ぎ着けたものの、続く193cm101kgの金成に打った瞬間の特大3ラン…。6回にも1死満塁から併殺崩れ、さらに比留間のセンター前タイムリーでついに7点差に。コールドを阻止したい日野は先頭の大石が四球で出塁も、後続が3連続三振に倒れ7回コールド7-0で試合終了。日大三センバツに前進しました。