先発は第1戦と同じく鈴木と加賀美。ともに第1戦は12回完投、第2戦は休養も第3戦に投げた回数は鈴木9イニング完投に対し加賀美は1イニング。体力の面では鈴木の不利は否めなかったのですが、しかし先制したのは東大でした。1回の表、前代の初球ヒットから岩崎が送り、内海タイムリーで1点を先行。
初回は2死満塁も無失点に抑えた鈴木ですが、2回に加賀美の2塁打から主将・伊藤暢の内野安打で同点に追いつかれます。この後再び2死満塁のピンチを背負うも抑え、苦しい展開ながらギリギリのところで踏みとどまります。
再び試合が動いたのは5回裏。加治屋・佐々木に連打を浴び、送られて内野ゴロの間に1点を勝ち越されるも、直後の6回表、2アウトランナー無しから鈴木がヒットで出塁、笠井の高く上がったヒットの間に一気に生還、2-2の同点に!
疲れが溜まっていたのは加賀美も同様だったようで、両チームともそれなりに塁上を賑わせるも同点のまま終盤へ。そして最大の山場は7回裏でした。加治屋への死球から始まって1死1・3塁のピンチを背負うと、ここで法政が取った作戦はスクイズ!しかしバッテリーはこれを読んで外しランナーはタッチアウト!2死となり、ここを抑えれば一気に流れがやってくる、しかしそんな場面で和泉の勝ち越しタイムリーヒット
8回表裏は両者無得点で迎えた9回表。先頭の前代が二ゴロ、鬼原が三振、高橋も三振でゲームセット。鈴木の連続完投の奮闘報われず、6年ぶりの勝ち点でシーズンを終えることは叶いませんでした。

東大 - 法大 4回戦
T 100 001 000 2
H 010 010 10X 3
T ●鈴木
H ○加賀美

試合には間に合いませんでしたが、セレモニーが始まる頃に神宮に着きました。この試合を最後に引退する4年生を見ていると、新人戦に出場していたのがほんの少し前のことのようにも思われ、改めて月日の過ぎ去る早さを実感します…って、毎年のように言っているような気がしますが。
そして今回のセレモニーのMVPはやはり大坪でしょう。高く投げ捨てたユニフォームの上着が連絡通路の底の部分に引っかかり、取るのに難儀している光景には存分に楽しませてもらいました。

50安打への道

前代(4年) 本日 1安打 → 通算 27安打
鬼原(2年) 本日 1安打 → 通算 5安打
高橋(3年) 本日 1安打 → 通算 32安打
内海(1年) 本日 1安打 → 通算 7安打
岩崎(1年) 本日 1安打 → 通算 9安打
鈴木(3年) 本日 2安打 → 通算 16安打
笠井(3年) 本日 1安打 → 通算 10安打
大坪(4年) 本日 1安打 → 通算 27安打
濱田昌(3年) 本日 1安打 → 通算 11安打

1番から9番まで、各打順に座ったバッターがヒットを放ちました。これが1イニングに集中していれば超ビッグイニング、というのは虫が良すぎますね。
そして鈴木は荻田以来のシーズン10安打を達成。投げて良し打っても良しと獅子奮迅の働きぶりでした。来年は投手ながら首位打者東大初の投手ベストナイン*1というのはどうでしょうか。
そして前代と大坪は奇しくも同じ27安打で引退。お疲れ様でした!


その後は池袋を経由して仙台に。池袋ロペでのQMA6ロケテのことは明日のエントリで書こうと思います。

*1:投手以外はすべて過去にいます