■

略して立東戦。立正：小石と東北福祉：中根の投げ合いで試合が進み、球場到着時点で立正が1点を先制していたのですが、その時点で立正はノーヒット。ようやく6回裏になって立正に初安打が生まれ、四球もあり塁上は賑わっていたものの、その度に黒葛原や越前（2人とも横浜高校出身ですね）が牽制死によりチャンスを潰す展開で、結局1点差のまま試合は終盤へ。
試合の山場はまず8回表の東北福祉の攻撃。ヒットのランナーを送って1死2塁としたところで小石は降板、2番手は南。いきなり暴投で1死3塁とされピンチが広がりましたが、ここで踏ん張り三振・二ゴロで見事無失点。流れを呼び戻し、このまま立正が逃げ切りか…と、そんな甘い話はありませんでした。
9回表も南が続投。先頭打者を打ち取り、あと2人まで漕ぎ着けましたが、ここで平野に甘く入った球をライトスタンドに運ばれ同点に…。さらに次打者を四球で出し、尾形には1・2塁間を破られてしまいますが、ここで1塁ランナーを3塁で刺したのが好プレーでした。2死1塁となり、南は後続を断って同点止まり。
9回裏のマウンドには中根から代わって2イニング目の登板となる柳沢。いきなり8球連続ボールを続けて無死1・2塁とサヨナラの大ピンチも、後続がバント失敗・三振でランナーを進められないまま2アウトとなり、球場内は延長突入の雰囲気が色濃く出つつありました。続く越前の打球もサード正面のゴロ、しかしバウンドが変わり弾かれた打球はよりにもよってファールゾーンを転々…2塁ランナーが一気にホームを駆け抜け、立正がサヨナラ勝ちを収めました。

　

細かいミスはあったものの両チームの投手が好投を見せ締まった展開になっていただけに、試合が守りのミス（記録はヒットでしたが）で決まってしまったのは余りにも残酷でした。改めて野球の怖さを思い知った次第です。


明日は午後が雨の予報、明後日は夕方から懇親会ということで、今日こそは今年最後の神宮となることでしょう。改めて今年も1年間お世話になりました。また来年も多くの好試合が見られるといいですね。