先発は関と齋藤。明治戦に続いての先発となった関は初回から3イニング連続で走者を3塁に背負うも後続を断つ粘りの投球。そして白砂にスイッチ…と思いきや、白砂はベンチ入りするもボールボーイ役で、ブルペンには向かわない様子。ベンチ入りの投手を前日から2人(浅井・石上)減らしていたこともあり、必然的に関に長いイニングを求めることになりましたが、4回連打から送り→二場犠飛で、ついに先制を許してしまいます。さらに平本のサードへのゴロを下嶋が止められずもう1点。5回には大城に2点タイムリーを浴び降板、毛利が火消しに上がるも、勢いづいた立教打線を止めきれず、エラーも絡み差は開く一方。7回に登板した窪田は1イニング保たず、前日先発の辰亥が急遽連投のマウンドに上がるも、連打を浴びこの回7失点…。8回には佐藤拓に完全に狙いすました一発を浴び、今季最多の16失点を喫してしまいました。
打線は齋藤を打てず、2番手の井上祐が登板した6回に連続四球→西木のバントが内野安打となって無死満塁と最大のチャンスを得るも、笠原・有井が変化球にタイミングが合わず三振、黒沢の浅い飛球も平原にダイビングキャッチされ無得点。その後も点が奪えず、完封負けで春のシーズンを終えました。

東大 - 立大 2回戦
T 000 000 000 0
R 000 242 71X 16
T ●関-毛利-窪田-辰亥
R ○齋藤-井上祐-田村-小林昌

50安打への道

西木(4年) 本日 1安打 → 通算 16安打
笠原(3年) 本日 2安打 → 通算 20安打
関(2年) 本日 1安打 → 通算 3安打



法政が王手をかけて迎えた第2試合の先発は船本と山崎。明治は2番に海部、さらに前日守備で精彩を欠いた宮内を下げて1年の吉田をスタメンに起用してきました。
先手を取ったのは法政。3回齊藤秀・大城戸のヒットでチャンスを作ると、2死から河合・西浦直の連続タイムリーで3点を先制。明治の守備は依然として浮き足立っているようで、この時点ではこのまま一気に決まりそうな雰囲気でした。しかし明治は直後に菅野のタイムリーで1点を返すと、6回糸原のタイムリー3ベース、原島のセンター前タイムリーでついに同点!船本はここで降板、青木勇人がリリーフも、暴投と三ゴロ送球エラーで明治が一気に2点を勝ち越します。
山崎は3回の失点以降は立ち直りを見せていましたが、法政が再び底力を見せたのは8回。河合の内野安打から四球とエラーで1死満塁とすると、若林・齊藤秀の連続レフト前タイムリーで再び同点!なおも1死満塁と絶好の勝ち越しチャンスで、代打には伊藤諒。打球は痛烈なピッチャー返し、センター前に抜けようかという当たりでしたが、山崎が咄嗟に止めると、素早く1-2-3のゲッツー!!絶体絶命のピンチを切り抜けました。
山崎は9回も無失点に抑え、併用日のためこの日の法政の優勝は無くなります。一方法政は納富が昨日に続いて登板、明治の反撃を断って引き分け。優勝の行方は平日に持ち越されました。