一昨年に続き関東勢が4強を独占して迎えた準決勝の第1試合、先発は流通経済大がエース生田目、一方神奈川大は濱口ではなく住吉。住吉といえば創学館時代、桜陽との 2日間に渡る激闘 が記憶に新しいところですが、この日は立ち上がりコントロールが定まらず、初回先頭打者を四球で出すと、大崎三兄弟の末弟・健吾のセンター前で1死1・2塁。4番の笹田を迎えた場面で、まさかの暴投捕逸の連続で先制を許してしまいます。さらに笹田も歩かせると、2死から渡辺にレフトオーバーの2点タイムリーを浴びこの回3失点…。その後は立ち直って無失点に抑えただけに、あまりにも勿体無い失点でした。
援護を受けた生田目はその実力を遺憾無く発揮。威力抜群のストレートにスライダーも活き、初回先頭の濱元にヒットを許して以降は神大打線を寄せ付けず、6回ようやく濱元が2本目のヒットを放つも、続く胡麻を4-6-3。神大も7回から濱口を投入して流れを引き寄せようとしますが、今日の生田目には無力でした。最終回に一段とギアを上げ、最後の球はこの日最速の152km/hで高田を二ゴロに仕留め2安打完封!流経大が29年ぶりの決勝進出を果たしました。


その後は日比谷へ。10年ぶりとなる春勝利を挙げての六旗はやはり格別でした。来る秋の目標について、尾形副将は大きく優勝とぶち上げていましたが、まずその第一歩として、法政戦では行いそびれた伝統の勝利の拍手をやりきっての勝利に期待したいですね!