朝起きてみると外は大雨。併用日ということもあり中止を前提に支度をしていたところ、決行の模様ということで慌てて出発。幸いにも着いてみると雨はほぼ上がっていました。今回の始球式は山中正竹さん。バルセロナ五輪代表監督として銅メダル、法政の監督として7度のリーグ優勝という華々しい経歴(なおその後のことはスルー)がアナウンスされる中、リーグ最多勝記録である背番号48を背負って登場。大西千の内角を鋭く抉りました。
 

そして第1試合のH-Wが開始。いつも通りのスタメンの早稲田に対し、法政は皆川をサードに入れて畔上4番復帰、さらに佐藤竜8番と色々手を打ってきました。そして熊谷が第1戦の先発に復帰も、3回1死から重信河原連続四球で走者を溜め、茂木のセンター返しで重信に快足を飛ばされ先制を許すと、畳み掛けるように丸子に左中間を破られKO。代わった青木勇からも道端・中澤の連続タイムリーで、この回5点のビッグイニングとなります。
その後も法政のリリーフ陣から四球→タイムリーの流れで着々加点。早稲田先発の小島は4回に畔上タイムリーと柴田犠飛で2点を失うも、安定した投球で最終回のマウンドに向かいますが、先頭の大西千にこの日初めての四球を出すと、皆川がレフト前、そして若林がレフトに3ラン!完投を目前にして降板、吉永のリリーフを仰ぎます。吉永は畔上との同級生対決を中飛で制するも、後輩の金子凌には綺麗にポールを巻かれ2点差に…。しかし後続は打ち取り、早稲田が逃げ切りました。



続いて第2試合のK-M、先発は三宮と柳。今季打撃好調の慶應は今日も2回に梅野のタイムリーで先制すると、3回は谷田のポテンヒットから山口が右中間を破るタイムリー2ベース、さらに小笠原にもタイムリーが飛び出し2点を追加。柳は先週の160球完投が尾を引いてか、3回で7安打を浴び降板となります。4回から代わった星に対しても梅野が四球で出塁後盗塁でチャンスを作り、横尾が粘った末の軽打でセンター前に運び追加点。横尾は6回にもレフトに大飛球を放つも、惜しくもファール…その後は二ゴロ・三振に倒れ、リーグ新記録の5試合連続弾はなりませんでした。
一方三宮の前に3回まで抑えこまれていた明治打線は4回先頭の高山がレフト線に2ベースで突破口を開くと、菅野がライト前、そして佐野恵がライトに特大の3ラン!1点差に迫るも、慶應は6回から加藤拓を投入して逃げ切りにかかります。リリーフに戻った加藤拓は初っ端からエンジン全開で最速153km/hも球がバラつき、2死満塁となって打席には青野。ここで逆転打を放てば明治の優勝と宮台の最優秀防御率がグッと近づく場面でしたが、加藤拓の球威の前に左飛…。すると直後に慶應が小笠原の犠飛で貴重な追加点を挙げ、加藤拓が最後まで投げて逃げ切り。勝ち点3同士の天王山は慶應が先勝しました。