ついに決勝、東洋-東海の「ダブ東」*1対決です。一応スコアを取りつつ見ていたのですが、隣の壮年の方との話が楽しかったのでかなり情報に抜けがあるという体たらく、ご容赦を。
先発は東洋が乾、東海が杉本。ともに連投です。流石に疲れの色が見えてか、試合は序盤から乱打戦の様相を呈します。先制したのは東洋、2回裏に1アウトから中倉がヒットで出塁、次の小島がタイムリー3ベース、返球が逸れる間に小島も生還して2点先制。しかし直後の3回表、東海は先頭の三浦の打球がエラーを誘い、これを足がかりに水江のタイムリーと石谷犠飛で追いつきます。しかし直後に東洋が大野のタイムリーで勝ち越し、4回にも1点を追加し2点差のまま試合は中盤まで進みます。
この時点でヒット数は東洋の方が多く、押し気味に試合を進めていましたが、東海は懸命の継投で追加点を許さず、一方の東洋先発・乾も途中からボール先行になるものの、要所でいいボールが来て反撃を許しません。
そして終盤となった7回表、ここで東洋の守備に乱れが出ます。サードの送球エラー、ショートの捕球エラー、ライトの打球後逸(これが後の伏線に…)が重なり2失点で追いつかれ、なおも2死3塁のピンチもここは踏ん張り同点止まり。その裏に東海の投手は5番手の小松崎に交代。もはや東海に投げる投手は残っておらず彼に命運を託すも、ここで東洋の打線が爆発し一気に3点勝ち越し!特に勝ち越しのタイムリーを放ったのは前の回のエラー直後にライトに入った瀧本だったのですが、正に監督の起用に応えた一打でした。8回表に乾はソロを浴びるも2番手の上野にスイッチ、後続を断って東洋の22年ぶりの優勝が決まりました。

溜まった疲れの所為か細かいミスはありましたがそれは瑣末なことでしょう、本当に面白い試合でした。東洋は大黒柱の大場が抜けて不安もありましたが、本当に見事なチームを作ってきました。そして東海も対六大学において前年の雪辱を果たし、優勝までもあとわずかの所まで来ていたはず。両チームに対する感謝の念をもって締めとしたいと思います。

*1:スコアボードでは「海」と「洋」でした